こんにちは。庭と暮らす、日々のこと、運営者の「ゆう」です。
最近、おうち時間を充実させるために、お部屋のインテリアとして多肉植物を取り入れる方が本当に増えていますね。
ぷっくりとした葉っぱの愛らしい姿に癒やされたい!と思って始めたものの、いざショップに行くとたくさんの種類の鉢があって、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうことはありませんか?
そんな中で、ベテランのタニラー(多肉植物愛好家)さんから初心者さんまで、多くの園芸好きさんが熱い視線を注いでいるのが、100均のセリアで見つかるおしゃれな多肉植物の鉢です。
実は私も、ダイソーで買ってきた可愛い苗を、セリアのデザイン性の高い鉢に植え替えて楽しむのが毎週末の楽しみになっています。
100円とは思えないクオリティの高さと、少しの手間で自分好みに変えられるリメイクのしやすさが魅力なんですよね。
でも、ただ「可愛いから」という理由だけで選んでしまうと、サイズが合わずに植物が育たなかったり、水はけが悪くて根腐れさせてしまったり…なんていう失敗も経験しました。
また、自分でリメイクしてオリジナルの鉢を作ってみたいけれど、DIYは難しそうだと感じている方もいるかもしれませんね。
この記事では、私の失敗談や成功体験を交えながら、セリアの鉢の選び方から、誰でも簡単にできるおしゃれなリメイク術まで、たっぷりとご紹介していきます。
これを読めば、きっとあなたも明日すぐにセリアに行きたくなるはずですよ。
- セリアとダイソーの上手な使い分け方とおすすめの購入フロー
- 初心者でも失敗しないスリット鉢やブリキ缶の選び方とサイズ感
- プラスチック鉢をモルタル風に変身させる簡単なリメイク手順
- 根腐れを防いで植物を元気に育てるための植え替えと管理のコツ
100均セリアの多肉植物鉢が人気の理由

100円ショップの園芸コーナーに行くと、その充実ぶりに驚かされますよね。特にセリアは、他の100均とは一味違います。ただ植物を育てるための容器としてだけでなく、「お部屋を飾る雑貨」としてのデザイン性が非常に高いのが特徴です。
「セリアパトロール」という言葉があるくらい、新作が出るたびにSNSで話題になるセリアの鉢。なぜ多くの多肉好きさんが、ホームセンターや専門店ではなく、あえて「セリアの鉢」を指名買いするのでしょうか?その魅力と、実際に私が使ってみて「これは使える!」と感じた具体的なおすすめアイテムについて、詳しく深掘りしていきましょう。
初心者におすすめのセリア多肉鉢ベスト5
セリアの園芸コーナーには、プラスチック製から陶器、金属製まで、本当にたくさんの種類の鉢が並んでいます。初めて行く方は、その数に圧倒されてしまうかもしれません。
そこで、多肉植物をこれから始める方や、もっとおしゃれに飾りたい方に向けて、私が実際に使ってみて良かったアイテムを厳選し、ランキング形式でご紹介します。デザインの良さはもちろんですが、植物にとっての「育ちやすさ」や「使い勝手」も考慮して選んでいます。
| おすすめ鉢 | 特徴・魅力 | おすすめのユーザー層 |
|---|---|---|
| 1. ブリキ缶シリーズ | ヴィンテージ感があり、ジャンクスタイルやカントリー調に最適。 ディズニーなどのキャラクターコラボも大人気。 | 雑貨好き、 寄せ植えを楽しみたい人、 DIYリメイクをしたい人 |
| 2. セメント・コンクリート鉢 | 無機質で重厚感のあるモダンなデザイン。 PCデスク周りや洗面所などのシンプル空間にも馴染みます。 | モノトーンインテリア好き、 男性ユーザー、 クールな雰囲気が好きな人 |
| 3. スリット鉢 | 根の成長を促す機能的な構造。 見た目は地味だが、プロも愛用する隠れた名品。コスパ最強。 | 植物を大きく健康に育てたい栽培派、 数をたくさん管理したい人 |
| 4. デザイン陶器鉢 | 100円とは思えない高級感と質感。 受け皿とセットのものも多く、すぐに飾れるのが魅力。 | 室内で清潔に飾りたい人、 植え替えの手間を減らしたい初心者さん |
| 5. ミニチュアポット | 小さな苗(カット苗や葉挿しっ子)を植えるのにぴったり。 たくさん並べると可愛さ倍増です。 | コレクションして並べたい人、 ちまちま寄せを楽しみたい人 |
デザイン性とコレクション性が高い「キャラクターブリキ缶」
特筆すべきは、定期的に発売されるディズニーキャラクターや有名アニメとのコラボブリキ缶です。例えば、ダンボのサーカステント型や、ピーターパンのデザイン缶などは、発売されるとすぐにインスタグラムなどのSNSで「#セリア購入品」として拡散され、店舗から姿を消すほどの人気商品になります。
これらは単なるキャラクターグッズではなく、色味が落ち着いていて、多肉植物のグリーンや紅葉した赤色と非常に相性が良いのが特徴です。「見つけたら即買い必須」と言われるのも納得の可愛さですね。
実用派には「スリット鉢」と「プレーンなプラ鉢」
一方で、見た目よりも「植物の健康」を第一に考えるなら、スリット鉢やシンプルなプラスチック鉢がベストです。セリアでは、これらが2個〜3個セットで110円(税込)で販売されていることが多く、ホームセンターで1個数十円〜数百円で買うよりも断然お得な場合があります。特に数をたくさん育てている方にとっては、このコストパフォーマンスの良さは見逃せません。
おしゃれなブリキ缶やガラス容器の活用術
セリアの園芸用品の中でも、特にアイコン的な存在となっているのが「ブリキ缶」と「ガラス容器」です。これらを上手に活用することで、まるで雑貨屋さんのようなディスプレイをお家で再現することができます。ここでは、それぞれの素材の特性を活かした具体的な活用術と、注意すべきポイントについて詳しく解説します。
ブリキ缶で楽しむ「ジャンクガーデン」の世界
ブリキ缶の最大の魅力は、その「素材感」です。新品のキラキラした状態も可愛いですが、時間が経って少し錆びてきたり、塗装が剥げたりしてくると、いわゆる「ジャンクスタイル」や「シャビーシック」と呼ばれるアンティークな雰囲気が増してきます。
おすすめのアレンジ:ブーケ風寄せ植え
私がよくやるお気に入りのアレンジは、深さのある円筒形のブリキ缶を使った「ブーケ風寄せ植え」です。
- 主役を決める: エケベリアなどのロゼット型(お花のような形)の多肉植物を中央に植えます。
- 隙間を埋める: その周りに、セダムなどの細かい葉を持つ植物をこれでもか!というくらい高密度に植え込みます。
- 高低差をつける: 垂れ下がるタイプの「グリーンネックレス」などを縁に添えると、動きが出てよりおしゃれに見えます。
取っ手(ハンドル)付きのカップ型なら、いくつか並べてラダーラック(はしご棚)に吊るしたり、家型の雑貨と一緒に並べて物語性のあるディスプレイを作ったりするのも楽しいですよ。
ガラス容器で作る清潔感あふれるテラリウム
透明感のあるガラス容器は、土の層や根の様子が見えるのが面白く、キッチンや洗面所など清潔感を重視したい場所にぴったりです。セリアには、ビーカー型や金魚鉢型、吊り下げタイプなど、様々な形状のガラス容器が揃っています。
ハイドロカルチャー(水耕栽培)用のボールや、カラーサンド(色のついた砂)を層にして入れると、横から見たときも美しいインテリアになります。エアプランツ(チランジア)を入れて飾るのにも最適ですね。
【重要】ブリキとガラスを使用する際の注意点
見た目は最高に可愛いこれらの素材ですが、植物を育てる上ではいくつか注意しなければならないデメリットもあります。
失敗しないための注意点
- 排水性の確保: ブリキ缶やガラス容器の多くは、底に穴が開いていません。多肉植物にとって「水はけ」は命綱です。ブリキ缶なら必ず釘などで穴を開けましょう。穴が開けられないガラス容器の場合は、根腐れ防止剤(ゼオライトなど)を底に敷き詰め、水やりは霧吹き程度に留めるなど、高度な水管理が必要になります。
- 熱伝導と蒸れ: 金属製のブリキ缶は、夏場の直射日光に当たると急激に温度が上がり、鉢の中がサウナ状態になって根が煮えてしまうことがあります。ガラス容器も通気性が悪いため、湿気がこもりやすいです。これらは真夏の屋外管理には不向きなので、風通しの良い半日陰や室内で管理するのが無難です。
生育重視ならスリット鉢のサイズを選ぼう
「インテリア性も大事だけど、まずは植物を元気に大きく育てたい!」という硬派な園芸ファンのあなたには、間違いなくスリット鉢をおすすめします。一見するとただの緑色や黒色のプラスチック鉢に見えますが、実は植物の生理生態に基づいた素晴らしい機能が隠されているんです。
スリット鉢の「サークリング防止機能」とは?
通常、植物の根は鉢の壁面に当たると、行き場を失って壁沿いにグルグルと回り始めます。これを「サークリング現象」と呼びます。根が回ってしまうと、新しい根が出にくくなり、鉢の中心部の土の栄養を吸収できず、成長が停滞してしまう原因になります。
しかし、スリット鉢には側面に縦長の切れ込み(スリット)が入っています。根が伸びてこのスリット部分に到達すると、光と空気に触れることで根の成長がピタッと止まります(エアープルーニング)。すると植物は、「この根はこれ以上伸びられないから、別の新しい根を出そう!」と反応し、鉢の内側に細かい根をびっしりと張り巡らせるようになるのです。
この仕組みのおかげで、土の栄養を余すことなく吸収でき、地上部の葉っぱも元気にプリプリに育つというわけです。プロの生産者さんがスリット鉢を愛用しているのには、こういった明確な理由があるんですね。
セリアで買えるスリット鉢のサイズと選び方
セリアで販売されているスリット鉢は、主に以下のサイズ感のものが多いです(店舗によって品揃えは異なります)。
- 2.5号相当(直径約7.5cm): 小型の多肉植物や、エケベリアの単体植えにジャストサイズ。一番使い勝手が良く、人気のサイズです。
- 3号相当(直径約9cm): 少し大きくなった株や、2〜3株の寄せ植えに。
- 4号相当以上: アガベやアロエなど、根を深くまで張る大型種に。
私がよく購入するのは、2.5号〜3号サイズが2個〜3個セットになっている商品です。ホームセンターで有名な「プレステラ」や「兼弥産業のスリット鉢」と比較しても、機能的には遜色なく、何より100円で複数個手に入るコストパフォーマンスは圧倒的です。「これからコレクションを増やしたいから、とにかく鉢の数が欲しい!」という方には、セリアのスリット鉢が最強の味方になってくれるでしょう。
ダイソーとセリアの園芸用品の使い分け
100均ガーデニングを極める上で、私が長年の経験から導き出した「鉄板の法則」があります。それは、「植物生体はダイソーで探し、鉢と雑貨はセリアで揃える」という使い分けです。
同じ100円ショップでも、実は園芸部門における戦略や強みには明確な違いがあるように感じます。それぞれの特徴を理解して使い分けることで、より賢く、より満足度の高いお買い物ができますよ。
| 比較項目 | ダイソー (DAISO) | セリア (Seria) |
|---|---|---|
| 植物(生体)の品揃え | 圧倒的。 大型店では観葉植物から多肉、サボテンまで数十種類が並ぶ。 300円〜500円商品の立派な株もある。 | 限定的。 小さなポット苗やテラリウム向けのミニサイズが中心。 植物の取り扱いがない店舗も多い。 |
| 鉢(ポット)のデザイン | 実用性重視。 シンプルな白プラ鉢や素焼き鉢が豊富。 サイズ展開が幅広い。 | デザイン重視。 アンティーク風、カフェ風などおしゃれな鉢が多い。 リメイク素材も豊富。 |
| ターゲット層 | 「植物を育ててみたい」という幅広い層。 実用派。 | 「植物をおしゃれに飾りたい」というインテリア派。 DIY好き。 |
私の推奨する「ゴールデンルート」
私が週末に園芸ショップ巡りをするときは、次のようなルートを辿ることが多いです。
- まずはダイソーへ: 元気な多肉植物の苗を探しに行きます。「これだ!」と思う運命の子に出会ったら、迷わずカゴへ。ここではまだ鉢は買いません(もちろん、シンプルな鉢が必要な時は買いますが)。
- 次にセリアへ: ダイソーで買った植物の大きさや形を思い浮かべながら、その子に似合う「服(鉢)」を選びに行きます。「このエケベリアには、あの白いアンティーク缶が似合いそう」「このサボテンには、黒いセメント鉢がかっこいいかも」と想像しながら選ぶ時間は至福のときです。
- 帰宅して植え替え: 家に帰ったら、ダイソーの簡易的なビニールポットから、セリアのおしゃれな鉢へと植え替えます。
このフローなら、植物の質の良さとインテリア性の高さを両立させることができ、植物にとっても新しい土と通気性の良い鉢でリフレッシュできるので、まさに一石三鳥なんです。
受け皿付きなど室内向け商品の選び方
ベランダや庭だけでなく、リビングのテーブルやオフィスのデスク周りにも緑を置きたいですよね。そんな室内管理派の方にとって、鉢選びで最も重要なポイントは「水やりの利便性」と「清潔感」です。
セット商品のメリットと注意点
セリアには、鉢本体と同じデザイン・素材の「受け皿」がセットになった商品がたくさんあります。これらは室内管理において最強のアイテムです。
- デザインの統一感: 別々で買うとサイズや色が微妙に合わないことがありますが、セットなら完璧にマッチします。
- 移動が楽: 特に鉢底と受け皿がカチッとはまる(ロックできる)タイプのプラ鉢は、片手で持ち上げてもお皿が落ちないので、日当たりの良い場所へ移動させる際にストレスがありません。
- 汚れ防止: 室内で水やりをする際、土混じりの水が家具や床に漏れ出すのを防いでくれます。
ただし、受け皿付きの鉢を使う際には一つだけ絶対に守ってほしいルールがあります。それは、「受け皿に溜まった水は必ず捨てる」ということです。
「水やりをした後、受け皿に水が溜まっているから、しばらく水やりしなくていいや」なんて思っていませんか?これは植物にとって毒薬を飲ませているようなものです。常に水が溜まっていると、鉢の中の通気性が遮断され、土がいつまで経っても乾かず、根っこが呼吸できずに腐ってしまいます(根腐れ)。
室内で清潔に育てるためにも、「水やりをしたら、受け皿の水を捨てる」あるいは「水やりはシンクやベランダで行い、水が切れてから受け皿に戻す」という習慣をつけましょう。これさえ守れば、セリアの受け皿付き鉢は最高のインテリアグリーンアイテムになりますよ。
100均セリアの多肉植物鉢のリメイクと管理

ここまでは「選ぶ楽しみ」についてお話ししてきましたが、ここからは一歩進んで「作る楽しみ」と「育てる責任」について深掘りしていきましょう。お気に入りの鉢が見つかったら、次は自分だけのアレンジを加えて世界に一つだけの鉢を作ってみませんか?そして、大切な植物を枯らさないための管理のコツもしっかりと押さえておきましょう。
誰でも簡単にできる塗装リメイクの方法
セリアのプラスチック鉢は、軽くて割れにくく、形状も豊富で素晴らしいのですが、どうしても素材特有の「ツルツルした質感」が安っぽく見えてしまうことがあります。また、色が原色系でインテリアに馴染まないことも。
そんな時は、塗装(ペイント)で質感をガラッと変えてしまいましょう!「塗装なんて難しそう…」と身構える必要はありません。私が実践している方法は、筆ムラさえも「味」になるような、失敗知らずのテクニックです。
必要な道具はすべて100均で揃う
リメイクに必要な材料も、もちろんセリアやダイソーで揃います。
- 水性塗料: セリアの「アースカラー」シリーズや「スモーキーカラー」がおすすめ。
- アクリル絵の具: 白、黒、茶色など、汚し加工用に使います。
- スポンジ: 食器洗い用の普通のスポンジを小さく切って使います。
- 紙やすり(サンドペーパー): 粗め(#100〜#240くらい)のもの。
- プライマー(下地剤): もしあればベストですが、なくても紙やすりで代用可能です。
まるで本物!?「モルタル風・アンティーク風」塗装ステップ
簡単3ステップ塗装ガイド
- STEP 1:下地処理(足付け)
ここが一番大事な工程です!ツルツルのプラスチックには塗料が定着しません。紙やすりで鉢の表面全体をゴシゴシと擦り、傷をつけてザラザラにします。これで塗料が剥がれにくくなります。 - STEP 2:ベース塗装(テクスチャ作り)
水性塗料(グレーやベージュなど)を塗っていきますが、筆ではなく「スポンジ」を使います。スポンジに塗料を含ませ、鉢の表面をポンポンと叩くように色を乗せていきます。こうすることで、表面に凸凹ができ、まるでコンクリートや素焼きのようなざらついた質感を表現できます。一度乾かしてから二度塗りすると、より深みが出ます。 - STEP 3:エイジング加工(汚し)
ベースが乾いたら、仕上げです。茶色や黒のアクリル絵の具を水で薄め、筆やスポンジで角や縁を中心に軽く乗せてすぐに拭き取る、あるいは乾いた筆でカサカサと擦り付ける(ドライブラシ)ことで、経年変化で汚れたような「シャビー感」を出します。「Hone style planter」などのロゴが入った鉢なら、ロゴ部分を強調するように汚すとプロっぽい仕上がりになりますよ。
たったこれだけの作業で、100円のプラスチック鉢が、雑貨屋さんで千円以上で売っていそうなアンティーク鉢に生まれ変わります。休日の午後に、好きな音楽を聴きながら無心でポンポンと色を塗る時間は、とても癒やされるクリエイティブなひとときです。
失敗しない植え替え手順と土の選び方
「買ってきた多肉植物を、そのままのポットで育てていたら枯れてしまった…」という経験はありませんか?実はこれ、植物自体の問題ではなく、「土」と「環境」のミスマッチが原因かもしれません。
生産者さんが使っている土は、温室などのプロの管理環境に合わせて調整された土(ピートモス主体で保水性が高いものなど)であることが多いです。これを家庭の環境(特に室内やベランダ)にそのまま持ち込むと、水持ちが良すぎて根腐れを起こすリスクが高まります。だからこそ、セリアの鉢を買ったら、自分の環境に合った土に植え替えることが大切なんです。
植え替えのベストタイミングと準備
植え替えに適しているのは、多肉植物の生育期である「春(3月〜5月)」と「秋(9月〜11月)」です。真夏や真冬は植物が休眠していることが多く、根を触るとダメージから回復できずに弱ってしまうことがあるので、緊急時以外は避けましょう。
ゆう流・失敗しない土の配合
100均でも「多肉植物の土」という専用培養土が売られていますが、私はこれに一工夫加えています。
- ベース: 市販の多肉植物の土(または花と野菜の培養土)
- ブレンド素材: 軽石(小粒)、パーライト、赤玉土(小粒)、鹿沼土など
市販の土に対して、軽石やパーライトなどの排水性を高める素材を2〜3割ほど混ぜ込みます。こうすることで、水やりをしてもサッと水が抜け、土の中に新鮮な空気が入りやすくなります。セリアの鉢はプラスチックや塗装されたブリキなど、素焼き鉢に比べて通気性が低い素材が多いので、「土の方で排水性を確保する」のがポイントです。
植え替えの手順
- 鉢の底穴を塞ぐように「鉢底ネット」を敷き、その上に「鉢底石」を2〜3cmほど入れます(水はけ確保のため必須!)。
- ブレンドした土を鉢の3分の1ほど入れます。
- 苗をポットから優しく抜き、古い土を軽く落とします(根を傷めないように注意)。枯れた下葉があれば取り除きます。
- 苗を鉢の中心に置き、周りから隙間なく土を入れていきます。割り箸などでつつきながら入れると、根の隙間にもしっかり土が入ります。
- 最後に鉢をトントンと地面に打ち付けて土を落ち着かせます。植え替え直後は水やりをせず、4〜5日経って傷ついた根が修復してから最初の水やりを行います。
穴あけ加工で代用品を鉢にするコツ
セリアの店内を歩いていると、園芸コーナー以外にも魅力的なアイテムがたくさんありますよね。特に食器コーナーにあるココットや、キャラクターもののマグカップ、製菓コーナーのケーキ型などは、「これを鉢にしたら絶対可愛い!」と想像力が掻き立てられる宝の山です。
でも、それらには当然ながら「底穴」が開いていません。底穴がない容器で多肉植物を育てるのは、水管理が非常にシビアになり、初心者さんには少しハードルが高いのが現実です。そこで提案したいのが、「自分で穴を開けて鉢にリメイクしてしまう」という方法です。少し勇気がいりますが、コツさえ掴めば意外と簡単にできるんですよ。
金属製(ブリキ・アルミ)の穴あけ
一番簡単なのが、ブリキ缶やアルミ製のケーキ型です。これらは特別な工具がなくても、お家にある道具で加工できます。
用意するものと手順
- 道具: 太めの釘、金槌(トンカチ)、古雑誌や木の板(土台用)
- 手順:
- 穴を開けたい位置に印をつけます。
- 容器の内側に、変形防止のための「当て木(かまぼこ板など)」を当てます。
- 外側(底面)から釘を当て、金槌でコンコンと叩いて貫通させます。
- 裏側にバリ(突起)が出るので、ペンチで潰すかヤスリで削って怪我をしないように処理します。
特に私のおすすめは、製菓コーナーにあるドーナツ型の「エンゼルケーキ型」を使ったリメイクです。底に数箇所穴を開けて、多肉植物を円形に植え込むだけで、憧れの「多肉リース」が完成します。セリアの型なら失敗しても100円なので、気軽にチャレンジできるのが嬉しいですよね。
陶器・ガラスの穴あけ
ココットやマグカップなどの陶器類は、釘で叩くと割れてしまいます。これらに穴を開けるには、電動ドリルと「ダイヤモンドドリルビット(ホールソー)」が必要です。最近ではダイソーの工具売り場でも数百円で手に入ることがあります。
コツは、摩擦熱でビットが焼き付かないように、「水をかけながら少しずつ削る」ことです。最初は斜めに当てて傷をつけ、徐々に垂直にしていくと滑らずに開けられます。これさえマスターすれば、お気に入りの食器をすべてオリジナルの鉢に変身させることができますよ!
根腐れを防ぐための水やりと注意点
多肉植物を枯らしてしまう原因のナンバーワンは、水のあげすぎによる「根腐れ」です。特にセリアのおしゃれなデザイン鉢やリメイクした食器などは、一般的な素焼きの鉢に比べて通気性が低く、土が乾きにくい傾向があります。
「植物を可愛がりたい」という気持ちから、つい毎日水をあげたくなってしまう気持ちは痛いほど分かります。でも、多肉植物にとっては、その優しさが命取りになってしまうことがあるんです。ここでは、セリアの鉢で元気に育てるための水やりの鉄則をお伝えします。
鉄則:土が完全に乾いてから水やりをする
「土の表面が乾いたら」ではなく、「鉢の中の土が完全に乾ききってから」水をあげるのがポイントです。でも、土の中の状態なんて見えないですよね?そこで私がおすすめしているのが「竹串チェック法」です。
竹串チェック法のやり方
- 鉢の縁に沿って、竹串を鉢底まで深く挿しておきます。
- 水やりのタイミングかな?と思ったら、竹串を抜いてみてください。
- 竹串の先が湿っていたり、土がついてきたりしたら、まだ中は湿っています。水やりは我慢です。
- 竹串がカラカラに乾いていて、土もついてこなければ、水やりのサインです!鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげましょう。
夏場の置き場所と「蒸れ」対策
特に注意が必要なのが、日本の高温多湿な夏です。セリアのブリキ缶(金属製)は熱伝導率が高いため、直射日光に当たり続けると鉢自体がフライパンのように熱くなり、中の根っこが煮えてしまいます。
夏場は、風通しが良く、直射日光が当たらない「明るい日陰」に避難させてあげてください。また、黒っぽい色の鉢(セメント鉢など)も熱を吸収しやすいので同様の注意が必要です。逆に、冬場は金属や陶器が冷えすぎて根が凍るのを防ぐため、夜間は室内に取り込むなどの対策をしてあげると安心ですね。
よくある質問:カビや虫の対策は?
大切に育てている多肉植物に、ある日突然白いフワフワしたカビが生えたり、小さな虫が飛んでいたりするのを見つけると、本当にショックですよね。でも、慌てないでください。早期発見と正しい対処法を知っていれば、植物を守ることができます。
- 土の表面に白いカビのようなものが…
-
風通し不足と過湿が主な原因です。
室内で管理している場合、空気が動かない場所だと土の表面にカビが生えやすくなります。まずは、サーキュレーターや扇風機を使って、空気を循環させてあげましょう(植物に直接強い風を当てるのではなく、部屋の空気を動かすイメージです)。また、土の表面に「化粧石(飾り石)」を敷くのも効果的です。セリアでも売っている「カラーゼオライト」や「中粒の赤玉土」などを表面に1cmほど敷き詰めると、有機質の土が露出せず、カビの胞子が定着しにくくなります。見た目もおしゃれになるので一石二鳥ですよ。
- 小さな虫が飛んでいる、白い虫がついている…
-
コバエやカイガラムシの可能性があります。
コバエは、土に含まれる腐葉土などの有機物に引き寄せられます。これを防ぐためにも、前述の「化粧石」で土の表面を覆う方法は非常に有効です。
葉っぱの付け根などに白い綿のようなものがついていたら、それは「カイガラムシ」や「コナカイガラムシ」かもしれません。吸汁して植物を弱らせる厄介な害虫です。見つけ次第、ピンセットや濡らした綿棒で取り除きましょう。被害が広がる場合は、市販の薬剤を使用するのも一つの手段です。粒剤タイプの殺虫剤(オルトランなど)を植え替え時に土に混ぜ込んでおくと、予防効果が期待できます。
薬剤使用時の注意点
農薬や殺虫剤を使用する際は、必ずラベルの表示(適用作物、使用量、使用時期など)をよく読み、正しく使用してください。家庭園芸であっても、農薬の使用にはルールがあります。詳しくは公的機関の情報も参考にしてください。
(出典:農林水産省『農薬の適正な使用』)
100均セリアの多肉植物鉢で楽しむ園芸生活
ここまで、セリアの多肉植物鉢の選び方から、リメイク術、そして枯らさないための管理方法まで、私の持てる知識をすべてお話ししてきました。
セリアの多肉植物鉢の最大の魅力は、なんといっても「100円だからこそ、自由に楽しめる」という点に尽きると思います。高価な作家さんの鉢だと「割ったらどうしよう」「失敗したら怖い」と緊張してしまいますが、セリアの鉢なら、失敗を恐れずにドリルで穴を開けたり、思い切った色に塗り替えたりと、自分のアイデアを形にする冒険ができます。
ダイソーで出会った植物の小さな命を、セリアで見つけたお気に入りの鉢で大切に育てる。そして、その鉢を自分の手で少しだけカスタマイズして、世界に一つだけの「住処」を作ってあげる。そんな風に、自分らしい工夫を加えながら植物と向き合う時間は、忙しい日常の中で最高の癒やしになるはずです。
ぜひ皆さんも、次の週末はセリアの園芸コーナーに足を運んでみてください。きっと、「これだ!」と思える運命の鉢との出会いが待っているはずですよ。植物のある暮らしが、あなたの毎日をもっと豊かで楽しいものにしてくれますように。
