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ドクダミに除草剤を使わない駆除法!根こそぎ抜く対策と活用術

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ドクダミに除草剤を使わない駆除法!根こそぎ抜く対策と活用術

こんにちは。庭と暮らす、日々のこと、運営者の「ゆう」です。

お庭の片隅から、あるいは植栽の隙間からひょっこりと顔を出す、あのハート型の葉っぱ。可愛らしい見た目とは裏腹に、独特の強い匂いと驚異的な繁殖力で私たちを悩ませる「ドクダミ」に、頭を抱えている方は本当に多いのではないでしょうか。私自身、庭づくりを始めた当初は、抜いても抜いても一週間後には元通りになっているドクダミの生命力に、何度ため息をついたかわかりません。

特にお子さんが庭で遊ぶご家庭や、ワンちゃん・ネコちゃんと一緒に暮らしている場合、「強力な除草剤を撒けば一発で解決する」と分かっていても、健康への影響や土壌汚染が心配で、なかなか薬品には頼りたくないものですよね。かといって、ネットで検索すると出てくる「熱湯をかける」「塩を撒く」といった民間療法的な対策が、本当に効果があるのか、あるいは大切にしている他の庭木に悪影響がないのか、不安に思うことも多いはずです。

この記事では、私が実際に試行錯誤を繰り返す中で学んだ、植物の性質に基づいた「薬剤に頼らずドクダミと向き合うための確実なステップ」を、包み隠さずご紹介します。単なる草むしりで終わらせない、根源的な解決策を一緒に探っていきましょう。

この記事でわかること
  • 根こそぎ抜くための適切な道具選びと、地下茎を残さない作業のコツ
  • 塩や熱湯、酢など身近なものを使った対策の真偽と、知っておくべき重大なリスク
  • 土壌改良や防草シートを活用した、ドクダミが育ちにくい環境づくりの方法
  • 厄介なドクダミをお茶やチンキとして暮らしに活かす、具体的な加工手順
目次

ドクダミに除草剤を使わない駆除の基本

ドクダミに除草剤を使わない駆除の基本

化学的な薬品(除草剤)を使わずにドクダミを減らしていくためには、目に見えている葉っぱを刈り取るだけの「対症療法」では、残念ながら解決には至りません。ドクダミという植物の生存戦略を理解し、その生命線である「地下茎」を物理的に断つか、あるいはドクダミが嫌がって衰退するような環境を人為的に作り出す「兵糧攻め」が基本戦略になります。まずは、具体的な駆除や抑制のアプローチについて、なぜその方法が有効なのかという理由も含めて詳しく見ていきましょう。

根こそぎ抜くための道具とコツ

ドクダミ退治において、最も多くの人が陥りやすい失敗、そして私もかつてやっていた間違いが、「見えている地上部だけを手で引き抜く」あるいは「鎌(カマ)で刈り取って満足する」という行為です。実はこれ、ドクダミにとってはダメージどころか、刺激を与えられて「よし、もっと増えよう!」と活性化するきっかけにすらなり得るのです。

ドクダミの本体は、私たちが普段目にしている葉や茎ではありません。地面の下、深さおよそ20cmから30cmの場所に、まるで網の目のように張り巡らされた白くて太い「地下茎(ちかけい)」こそが彼らの正体です。この地下茎は、いわば栄養を貯め込んだ巨大な貯蔵庫であり、地上部が刈り取られても、そこから新たな芽を出すためのエネルギーがたっぷりと温存されています。さらに厄介なことに、地下茎にはいくつもの「節」があり、ここから新しい根や芽を出す能力(再生能力)を持っています。もし、土の中で地下茎がちぎれて残ってしまうと、その断片一つひとつが独立した個体として再生し、結果として個体数が増えてしまう「リバウンド現象」を引き起こしかねません。

では、どうすれば良いのでしょうか。答えは「地下茎をなるべく切断せずに、長いまま掘り出す」ことです。ここで道具選びが重要になります。

推奨される道具:除草用フォーク・根掘りフォーク

一般的な家庭菜園用のスコップ(移植ゴテ)は、「面」で土を切る構造になっています。これで掘り起こそうとすると、土の中に隠れている地下茎をスパッと切断してしまうリスクが非常に高いのです。

そこで私が強くおすすめするのが、「除草用フォーク」や「根掘りフォーク」と呼ばれる、爪が3本〜4本に分かれた道具です。これを使うと、以下のメリットがあります。

  • フォークの爪が土の粒子に食い込み、地下茎を傷つけずに土だけをほぐすことができる。
  • テコの原理を使いやすく、軽い力で土塊ごと持ち上げられる。
  • 根がフォークの爪に引っかかるため、ズルズルと芋掘りのように長く引き抜ける。

作業を行う際のコツは、いきなり茎を引っ張らないこと。まずはフォークを深く突き刺し、周囲の土を十分にほぐして柔らかくします。そして、地下茎の感触を確かめながら、ゆっくり、じっくりと引き抜いていきます。途中で「プチッ」と切れる音がしたら、そこを重点的に掘り返し、切れ端を回収してください。この地道な作業が、将来の発生量を劇的に減らす一番の近道です。

時期としては、土が冬の凍結と融解を経て比較的柔らかく、かつドクダミが地上に芽を出し始めた4月から5月の春先がベストタイミングです。この時期に地下茎のエネルギーを削いでおくのが、その後の爆発的な繁殖を抑えるコツですよ。

熱湯や酢の効果と限界を知る

「わざわざ専用の道具を買うのはちょっと…」「家にあるキッチン用品でなんとかならないかな」と考えるのは、主婦として、そして生活者として当然の心理だと思います。ネット上でも「お酢をかけると枯れる」「熱湯で根絶できる」といった情報が溢れていますよね。確かにこれらは除草剤ではありませんが、ドクダミという強敵に対する効果は、残念ながら「極めて限定的」あるいは「一時的」であることを知っておく必要があります。

お酢(酢酸)による除草のメカニズムと限界

まずお酢ですが、これは高濃度の酢酸が植物の表面(クチクラ層や細胞膜)を破壊し、水分を奪って枯れさせるという効果があります。実際にドクダミの葉にかければ、数日から一週間程度で茶色く変色し、地上部は枯れたように見えます。

しかし、問題は「浸透移行性(しんとういこうせい)がない」という点です。市販の除草剤の多くは、葉から吸収された成分が根まで運ばれて全体を枯らす機能を持っていますが、お酢にはその力がありません。つまり、地上部は枯れても、地中深くにある地下茎は無傷のままピンピンしているのです。数日後には何食わぬ顔で新しい芽が出てくるでしょう。また、お酢は酸性が強いため、コンクリートや金属製のフェンスにかかると、サビや腐食(劣化)の原因になります。住宅周りで使うには、意外とリスクが高い方法なんですね。

熱湯処理の現実的な難易度

次に熱湯です。植物の細胞は高温に弱いため、熱湯をかければ確実に細胞が煮えて死滅します。理論上は無毒で最強の方法に見えますが、これをドクダミに適用するのは現実的ではありません。

想像してみてください。深さ30cm、広さ数メートルにわたって広がっている地下茎ネットワーク全体を、植物が死滅する温度(60℃以上)にまで温めるために、一体どれだけのお湯が必要になるでしょうか?ヤカン数杯程度では、表面の土が濡れるだけで、地中の温度はほとんど上がりません。地下茎まで熱を届けるには、業務用の巨大な鍋で沸かしたお湯を何十回も往復して撒く必要があります。これではガス代も労力も割に合いませんし、熱湯によって土の中にいるミミズや有用な微生物まで死滅させてしまい、土が死んでしまうことにもつながります。

結論として、お酢や熱湯は「コンクリートの隙間から生えた小さな雑草」には有効かもしれませんが、地下茎を持つドクダミの根本解決には向かない方法だと言えます。

石灰で土壌環境を変える対策

ここまでは「生えてきたものをどうするか」という話でしたが、次は視点を変えて「そもそもドクダミが生えにくい環境を作ってしまう」という予防的なアプローチをご紹介します。植物にはそれぞれ、好む土壌環境(pH:酸性・アルカリ性)というものがあります。実はドクダミ、日本の多くの土壌と同じく「酸性土壌」が大好きな植物なのです。また、湿り気のある日陰を好む性質も持っています。

逆に言えば、土の状態をドクダミが嫌う「アルカリ性」に傾けてあげれば、彼らにとって居心地の悪い場所になり、生育の勢いを削ぐことができるのです。この「土壌改良」という方法は、即効性こそありませんが、じわじわと効いてくるボディブローのような効果があります。

ここで活用するのが、園芸店やホームセンターで安価に手に入る「苦土石灰(くどせっかい)」です。消石灰よりも作用が穏やかで、植物に必要なマグネシウム(苦土)も含んでいるため、家庭園芸では最も扱いやすい資材です。

以下の表は、一般的な散布量の目安です。定期的に撒くことで環境を維持します。

現在の状況推奨されるアクションと量期待される効果
ドクダミが繁茂している1㎡あたり約100g〜150gの苦土石灰をまき、土に混ぜ込む酸性を中和し、ドクダミの生理機能(養分吸収など)を低下させる
予防・維持管理1㎡あたり約50g程度を春と秋に散布する中性〜弱アルカリ性の環境をキープし、再侵入を防ぐ

具体的な手順としては、春先、ドクダミが芽を出す前の2月〜3月頃、あるいは駆除作業を行った直後の土に、粉末状または粒状の苦土石灰を撒き、軽く耕すようにして土に馴染ませます。雨が降ることで成分が土に浸透し、化学反応によって土壌pHが矯正されていきます。数ヶ月単位での変化になりますが、翌年の発生量が減ったり、生えてきてもひょろひょろと弱々しい姿になったりする効果が期待できます。

【重要】植えている植物に注意してください!

土壌をアルカリ性にすることは、ドクダミ対策には有効ですが、近くに植えている他の植物にとっては「毒」になる場合があります。特に、ツツジ、サツキ、シャクナゲ、ブルーベリーといった「酸性土壌を好む植物」の近くには、絶対に石灰を撒かないでください。pHが変わることで鉄分などの微量要素が吸収できなくなり、葉が黄色くなって枯れてしまう「クロロシス(白化現象)」を引き起こす原因になります。

絶対NG!塩を撒く危険性

この記事の中で、私が最も声を大にしてお伝えしたいこと。それは、ネット上の掲示板やSNSでまことしやかに囁かれている「塩を撒けば雑草が生えなくなる」という情報についてです。結論から申し上げます。塩による除草は、あなたの家と土地を守るために、絶対にやってはいけない「禁じ手」です。

「塩なら食品だし、除草剤より安全なんじゃないの?」と思われるかもしれません。しかし、環境への負荷という観点で見れば、塩(塩化ナトリウム)は分解されることがない化学物質であり、ある意味で除草剤以上にタチが悪い存在なのです。

1. 永久的な土壌汚染(不毛の地になる)

多くの除草剤は、土に落ちると日光や微生物によって分解され、最終的には無害な物質に戻るように設計されています。しかし、塩は元素として安定しており、分解されることがありません。一度土壌に投入された塩分は、大量の雨で地下深くに流亡しない限り、半永久的にその場に留まり続けます。
塩分濃度が高まった土壌では、植物は浸透圧の関係で根から水分を吸うことができなくなり(逆に根から水分を奪われ)、枯れ果ててしまいます。つまり、ドクダミだけでなく、将来あなたが植えたい花も、野菜も、シンボルツリーも、一切育たない「死の土地」を作り出してしまうことになるのです。

2. 住宅基礎・ライフラインへの深刻なダメージ(塩害)

塩の害は植物だけにとどまりません。さらに恐ろしいのが、建物やインフラへの物理的な破壊です。住宅の基礎や塀に使われている鉄筋コンクリートは、内部の鉄筋がアルカリ性のコンクリートに守られることで強度を保っています。
しかし、塩分(塩化物イオン)がコンクリート内部に浸透すると、鉄筋のサビを一気に加速させます。錆びた鉄筋は膨張し、その圧力でコンクリートを内側から破壊(爆裂)させてしまうのです。これは家の寿命を縮める致命的な問題です。

  • 住宅基礎の劣化:耐震性が低下し、資産価値が損なわれます。
  • 配管の腐食:地中に埋まっている水道管(特に古い鉄管)やガス管の腐食を早め、漏水やガス漏れ事故のリスクを高めます。
  • 近隣トラブル:雨水に乗って塩分がお隣の庭や畑に流れ込み、他人の作物を枯らせてしまった場合、多額の損害賠償を請求される可能性があります。

農林水産省も、塩(塩化ナトリウム)は農薬取締法上の「農薬」として登録されておらず、除草目的での使用は推奨されない旨の見解を示しています。また、コンクリート構造物の耐久性に関しても、塩害は主要な劣化要因の一つとして厳重に管理されています(出典:農林水産省『コンクリートの主要な劣化と特徴、劣化要因の推定方法』)。

「手軽で安いから」という理由だけで塩を使うのは、将来的なリスクと代償があまりに大きすぎます。大切なマイホームと、未来のガーデニングライフを守るためにも、塩による除草だけは絶対に避けてください。

防草シートで光を遮断する方法

「物理的に掘り起こすのは体力的に厳しい」「建物の裏側で狭くて作業ができない」といった場所には、「防草シート」を使って光を完全に遮断する兵糧攻め作戦が最も有効かつ現実的です。植物にとって光合成は食事そのものです。いかに強靭な地下茎を持つドクダミであっても、光を浴びて栄養を作ることができなければ、地下に貯蓄していたエネルギーを食いつぶして生き延びるしかありません。そして、その貯蓄がいずれ尽きれば、最終的には餓死(枯死)に至ります。

ただし、相手はコンクリートのわずかな隙間からも顔を出すドクダミです。ホームセンターで売られている安価で薄い(織り込みタイプの)防草シートでは、編み目の隙間から芽を出したり、突き破ったりして貫通してくることがよくあります。選ぶ際は、以下の基準を満たすものを選びましょう。

  • 不織布タイプ:繊維が絡み合ってできているため隙間がなく、突き破りにくい。
  • 高耐久・強害雑草対応:パッケージに「スギナ・ドクダミ対応」「耐用年数5年以上」などと明記されている厚手のもの。

敷くときの重要ポイント

どんなに高性能なシートを使っても、施工が甘ければドクダミはそこを見逃しません。特に注意すべきは「継ぎ目」と「端(キワ)」です。

  • 重ね幅:シート同士をつなぐ場合は、ケチらずに最低10cm以上重ねてください。
  • 固定:重ねた部分は専用の強力粘着テープで塞ぎ、光が一切入らないようにします。
  • 壁際:壁や室外機の足元などの隙間も、専用の接着剤やテープで徹底的に密閉します。

この状態で半年から1年以上放置すれば、地下茎のエネルギーは枯渇し、大幅に弱らせることができます。

ドクダミへ除草剤を使わない活用術

ドクダミへ除草剤を使わない活用術

ここまで、ドクダミを「駆除すべき敵」として扱ってきましたが、見方を変えれば、彼らは非常に薬効の高い「資源」でもあります。完全に根絶するのが難しいのであれば、いっそ「定期的に収穫して利用する」というスタイルに切り替えてみてはいかがでしょうか?「雑草を抜かなきゃ」と思うとストレスですが、「お茶の材料を収穫しよう」と思えば、作業も少し楽しくなるかもしれません。

ドクダミは別名「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれ、古くから日本人の生活の中で民間薬として親しまれてきました。ここでは、除草剤を使っていない庭だからこそできる、安全な活用術をご紹介します。

収穫したドクダミ茶の作り方

自家製のドクダミ茶は、カリウムなどのミネラルや、デトックス効果が期待されるフラボノイドを含んでおり、健康茶として非常に人気があります。また、「あの臭いお茶でしょ?」と敬遠される方も多いですが、しっかりと乾燥させて焙煎(ばいせん)することで、独特の臭みが消え、ほうじ茶のように香ばしくて甘みのある美味しいお茶に変身するんですよ。

1. 収穫のベストタイミング

ドクダミの薬効成分が最も高まるとされているのは、白い花が咲いている6月から7月頃の開花期です。この時期に、地上部を鎌などで刈り取ります。花も葉も茎も、すべて利用できます。

2. 洗って乾燥させる

収穫したドクダミは、土やホコリを落とすために丁寧に水洗いします。その後、数株ずつ束ねて輪ゴムで縛り、風通しの良い日陰(軒下など)に吊るして乾燥させます。
ここでのポイントは、「カビさせないこと」です。梅雨時期と重なるため、湿気が多いとカビが生えやすくなります。扇風機の風を当てたり、どうしても乾かない場合は食品乾燥機や浴室乾燥機を使ったりして、葉がパリパリになるまで一週間ほどかけて完全に水分を抜いてください。

3. 焙煎(これが美味しさの秘訣!)

乾燥した葉をハサミで3cm〜5cm程度の長さにカットします。そして、ここからが一番重要です。フライパンを使い、弱火でじっくりと乾煎り(焙煎)します。
焦げないように常に混ぜながら加熱していくと、ある瞬間からあの独特の生臭さが消え、香ばしい良い香りが立ち上ってきます。これでお茶の完成です。煮出して飲めば、ホットでもアイスでも美味しくいただけます。

虫除けにもなるチンキの活用

「お茶にするのは手間がかかるし、味もちょっと抵抗がある…」という方には、アルコールに漬け込んで成分を抽出する「ドクダミチンキ」作りがおすすめです。これは一度作れば常温で一年以上保存がききますし、外用薬として非常に優秀な万能エキスになります。

主な使い道としては、虫刺されのかゆみ止め、虫除けスプレーの原液、お風呂に入れて入浴剤、精製水とグリセリンで割って化粧水など、多岐にわたります。

ドクダミチンキの作り方

  • 材料:
    • ドクダミの生葉と花(開花期のもの):煮沸消毒した瓶の8分目くらいまで
    • ホワイトリカー(アルコール度数35度以上):ドクダミが完全に浸かる量
  • 手順:
    1. ドクダミをきれいに洗い、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ります(水分が残ると腐敗の原因になります)。
    2. 清潔な瓶にドクダミを詰め込みます。花を多めに入れると、香りが良くマイルドな使い心地になります。
    3. ホワイトリカーを、ドクダミが頭まで完全に隠れるように注ぎ入れます。
    4. 蓋をして冷暗所で保存します。最初の1週間は、中身が混ざるように毎日瓶を振ってください。
  • 完成: 1ヶ月ほどで茶色い液体になれば使用可能です。3ヶ月以上熟成させると、よりアルコールの角が取れて使いやすくなります。葉っぱは入れたままでも良いですし、漉して液体だけにしてもOKです。

我が家では、これを小さなスプレーボトルに入れて持ち歩き、蚊に刺された時の特効薬として愛用しています。市販薬よりもスッと痒みが引く気がして、手放せないアイテムになっています。

効果的な駆除を行うべき時期

ドクダミとの戦いは、一年を通してやみくもに行うのではなく、植物のライフサイクルに合わせた「適切なタイミング」で「適切な処置」を行うことで、効率がグッと上がります。敵の弱点を突くような年間スケジュールを意識してみましょう。

  • 3月〜4月(萌芽期):【物理攻撃のチャンス】
    地上部に赤い芽が出始めた頃です。地下茎のエネルギーを使って芽を出しているため、地下の貯蔵養分が一時的に減っています。また、植物体がまだ小さく、土も柔らかいため、フォークでの掘り上げ作業が最も楽に行えるベストシーズンです。
  • 4月〜5月(成長期):【環境改善の実施】
    掘り起こし作業が一段落したら、その場所に苦土石灰を混ぜ込んで土壌改良を行います。アルカリ性に傾けることで、これから伸びようとする地下茎の勢いを化学的に抑制します。
  • 6月〜7月(開花期):【資源回収と消耗戦】
    取り残した株が成長し、花を咲かせる時期です。花が咲くということは、植物にとって最大のエネルギーを使うイベントです。このタイミングで、来年のために地下茎へ栄養を送り込む前に地上部を全刈りし、お茶やチンキとして利用します。これにより、地下茎を「働き損」の状態にさせ、消耗させることができます。
  • 梅雨〜夏(最盛期):【遮断による抑制】
    気温が上がり、雨も多くなるとドクダミの成長スピードはMAXになります。この時期に無理に掘り起こそうとすると、熱中症のリスクもありますし、切れた根からの再生も早いです。手に負えないエリアは無理せず防草シートで覆ってしまい、光合成を止めることに専念しましょう。
  • 秋〜冬(休眠期):【次年度への準備】
    地上部が枯れてきますが、地下茎は生きています。枯れた地上部を片付け、来春にドクダミ以外の植物(グランドカバープランツなど)を植えるための土作り計画を立てる時期です。

手に負えない時は業者に依頼

「庭が広すぎて自分一人ではとても管理しきれない」「高齢で足腰が悪く、しゃがんでの掘り起こし作業は無理」という場合は、無理をせずプロの手を借りるのも賢い選択です。お金はかかりますが、身体的負担と精神的ストレスから解放されるメリットは大きいです。

ただし、業者なら誰でも良いわけではありません。「便利屋」さんや単なる「草刈り代行」業者に依頼すると、多くの場合、草刈り機で地上部をバーっと刈り取るだけで作業終了となります。これでは一週間後には元通りになってしまい、費用対効果が非常に悪いです。依頼する際は、必ず見積もりの段階で以下の点を確認し、ドクダミの生態を理解している業者を選定してください。

業者選びで確認すべき質問リスト

「機械での草刈りだけでなく、根(地下茎)の手作業による掘り取り作業は可能ですか?」
(※別料金になることが多いですが、ここが最も重要です)

「除草後の再発防止策として、防草シートの施工や砂利敷きまで一貫してお願いできますか?」
(※ただ抜くだけでなく、その後の管理まで考えてくれる造園業者などが理想的です)

多少費用が高くなったとしても、根本的な「抜根」と「防草シート施工」をセットで行ってくれる業者に頼むことが、長い目で見た時のコストパフォーマンスと満足度を高める鍵となります。

ドクダミ駆除に関するよくある質問(Q&A)

ドクダミ駆除に関するよくある質問(Q&A)

最後に、ブログの読者さんからよくいただく質問や、私が実際にやってみて「これには気をつけたほうがいいな」と感じた点をQ&A形式でまとめておきますね。

ネットで「重曹(じゅうそう)」が効くと見ましたが、撒いても大丈夫ですか?

あまりおすすめしません。
重曹(炭酸水素ナトリウム)は、食品や掃除にも使われる安全な素材ですが、除草効果としては「葉を少し黒く変色させる」程度で、地下茎を枯らすほどのパワーはありません。
また、成分に「ナトリウム」を含んでいるため、大量に撒くと塩を撒いた時と同じように土壌のバランスを崩し、他の植物が育ちにくくなる「塩類集積」のような害が出る可能性があります。お掃除には優秀ですが、庭土への投入は避けたほうが無難です。

抜いたドクダミをコンポスト(堆肥)に入れてもいいですか?

絶対にやめたほうがいいです!
ドクダミの生命力を甘く見てはいけません(笑)。家庭用コンポストの温度(50℃〜60℃程度)では、地下茎が死滅せずに生き残り、コンポストの中で根を張って復活してしまうことがあります。実際、私はこれをやって堆肥枠の中がドクダミだらけになった経験があります…。
処分する際は、コンクリートの上などでカラカラになるまで数日間天日干しして「完全に枯死」させてから燃えるゴミに出すか、お茶やチンキとして活用し切るのが一番安全です。

アジサイやブルーベリーの近くにドクダミが生えています。石灰を撒いても平気ですか?

その場合は、石灰の使用は控えてください。
記事内でも少し触れましたが、アジサイ(青色)やブルーベリー、ツツジなどは「酸性土壌」を好む植物です。ドクダミ対策で土をアルカリ性にしてしまうと、これらの大切な庭木が育たなくなってしまいます。
こういった場所では、地道にフォークで掘り取るか、防草シートをピンポイントで敷いて対処するのが安心です。

作業中、手に匂いがついて取れません…。

独特な匂い、なかなか消えませんよね。
石鹸で何度洗っても落ちないときは、ステンレスの流し台や蛇口、あるいは「ステンレスソープ」に指をこすりつけてから洗うと、不思議と匂いが軽減されます。
ただ、一番は「匂いをつけないこと」です。私は100円ショップで売っている使い捨てのビニール手袋をして、その上から園芸用手袋をする「二重装備」で完全防御しています。

ドクダミに除草剤を使わない管理まとめ

ドクダミは非常に生命力が強く、一度庭に住み着いてしまうと、完全に根絶することはプロでも難しい相手かもしれません。しかし、強力な除草剤や、環境を破壊する塩を使わなくても、彼らの性質を逆手に取った対策を組み合わせることで、確実に勢力を弱め、共存可能なレベルまで管理することは十分に可能です。

  • 春先はフォークで地下茎ごと掘り上げる(物理的防除)
  • 苦土石灰で土をアルカリ性に傾ける(環境的防除)
  • 手に負えない場所は防草シートで光を断つ(物理的防除)
  • 生えてきたものはお茶やチンキにして楽しむ(資源化)

「敵」として目くじらを立てて戦うだけでなく、時には暮らしに役立つハーブとして利用する。そんな少し余裕のある心持ちで、焦らずじっくりと、お庭の環境を整えていってくださいね。この記事が、ドクダミとの戦いに疲れてしまったあなたの、新たな一手となれば幸いです。

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