こんにちは、庭と暮らす、日々のこと。のゆうです。
ブルーベリーやレモンを育てていると、「リキダスは果樹にも使えるの?」「何倍に薄めて、どれくらいの頻度で与えればいい?」と迷うことがありますよね。
特に果樹は何年も育てていく植物なので、元気がないからといって肥料や活力液を次々に与えるのは避けたいところです。
先に結論を言うと、リキダスは果樹の植え付け・植え替え後の活着や、生育期の樹勢を支える補助として使いやすい植物用活力液です。
ただし、リキダスそのものは果実を大きくするための肥料ではありません。ブルーベリーなら酸性土壌、レモンやみかんなら水はけと肥料管理というように、それぞれの果樹に合った土・水・肥料を整えることが基本です。
この記事では、ブルーベリーを中心に、レモン、みかん、桃、ぶどう、オリーブ、パッションフルーツまで、リキダスを使う時期や頻度をわかりやすくまとめます。
- 果樹にリキダスを使う基本的な頻度と希釈倍率
- ブルーベリーにリキダスを使う時期と注意点
- レモンやみかんなど果樹別の使い方
- リキダスと液肥や専用肥料の使い分け
最初に確認しておきたいこと
この記事で紹介する希釈倍率や施用頻度は一般的な目安です。製品仕様が変更される可能性もあるため、実際に使用するときは手元の商品ラベルを確認し、正確な情報はメーカー公式サイトをご確認ください。
果樹にリキダスを使う基本

果樹へのリキダスの使い方で一番大切なのは、「元気にしたいから濃くする」のではなく、目的に合わせて決められた倍率で使うことです。
まずはリキダスがどのような役割をするものなのか、肥料との違いから整理していきましょう。
リキダスは肥料ではなく活力液
リキダスは、コリン、フルボ酸、アミノ酸、カルシウムなどのミネラルを含む植物用活力液です。
特にポイントになるのが、肥料とは役割が違うことです。
果樹が成長するためには、窒素・リン酸・カリウムをはじめとした養分が必要です。こうした栄養を主に供給するのが肥料です。
一方のリキダスは、根張りや養分吸収、生育を補助する役割として使います。
肥料とリキダスの違い
肥料=植物が成長するための栄養を供給するもの
リキダス=根の活着や養分吸収、生育を補助する活力液

そのため、「リキダスを毎週与えているから肥料はいらない」という考え方はおすすめできません。
リキダスは肥料の代わりではなく、土・水・肥料の管理をしたうえでプラスするものと考えるとわかりやすいですよ。
リキダスに含まれる成分や肥料との違いをもう少し詳しく知りたい方は、リキダスの効果と成分、肥料との違いを解説した記事も参考にしてみてください。
果樹では、植え付けや植え替えで根に負担がかかったとき、新しい根を伸ばしている時期、暑さなどで樹勢が落ちたときなどに取り入れやすいです。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
果樹の元気がなくなると、つい「肥料が足りないのかな」と考えてしまいますよね。でも、土が過湿だったり根詰まりしていたりすると、肥料を追加しても根が十分に吸えません。私はまず土と水の状態を確認し、そのうえで活力液を補助として使う考え方がおすすめかなと思います。

果樹に使う頻度と希釈倍率
リキダスを果樹に使うときは、植物の状態によって濃度を変えます。
一般的な目安として、植え付け直後と、根付いた後の生育期では使い方が異なります。
| 使用場面 | 希釈の目安 | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| 植え付け時 | 1000倍程度 | 植え付け時 |
| 活着後の果樹 | 200倍程度 | 1週間に1回程度 |
| 果樹の葉面散布 | 500倍程度 | 1週間に1回程度 |
たとえば200倍液なら、水2Lに対してリキダス10mLがひとつの目安です。
1000倍なら水5Lに対して5mL、500倍なら水5Lに対して10mLといった形になります。

ただし、「毎週必ず与えなければいけない」という意味ではありません。
鉢植えの果樹は、土がまだ湿っているのに「リキダスの日だから」と追加で水を与えると、過湿につながる可能性があります。
土の乾き方は、鉢の大きさ、用土、季節、気温、置き場所によって大きく変わります。
施用日よりも、土の状態を優先すること。ここは果樹を長く育てるうえでかなり大事です。
濃くすれば効果が高くなるわけではありません。
植物が弱っているときほど高濃度で与えたくなりますが、規定倍率を外れた使い方は避けましょう。弱っている原因が根腐れや病気の場合、活力液だけでは解決できません。
株元への灌水と葉面散布の違い
果樹へのリキダスの使い方には、大きく分けて株元へ与える方法と葉面散布があります。
普段の管理なら、まずは株元への灌水を基本にするとわかりやすいです。
鉢植えの場合は、希釈した液を一部分だけに集中させず、鉢土全体へゆっくり行き渡らせます。
地植えの場合も、幹の根元一点に大量にかけるのではなく、根が広がっている範囲を意識して与えます。
一方、葉面散布では、500倍程度に薄めた液を葉へ細かな霧状に吹きかけます。
葉の表だけではなく裏側にも軽く行き渡らせるのがポイントですが、びしょびしょになるほど散布する必要はありません。
また、花や蕾には直接かけないようにします。
葉面散布をするなら、真夏の日中の高温時は避け、気温が比較的低い時間帯を選ぶと管理しやすいです。
株元への灌水と葉面散布を毎回セットで行う必要はありません。通常は株元への施用を中心にして、葉色や樹勢を見ながら葉面散布を取り入れる程度でも十分です。
散布する倍率や葉の表裏へのかけ方、避けたい時間帯まで確認したい方は、リキダスの葉面散布のやり方と植物別の倍率を解説した記事で詳しくまとめています。
ブルーベリーにリキダスを使う方法

ブルーベリーにリキダスを使う場合、他の果樹以上に意識したいのが土壌のpHと水分管理です。
ブルーベリーは細い根を浅く広げるため、乾燥にも過湿にも注意が必要です。リキダスだけに頼らず、ブルーベリーに合った栽培環境を作ったうえで取り入れていきましょう。
ブルーベリーで使う時期と頻度
ブルーベリーにリキダスを使うなら、植え付けや植え替えのタイミングと、生育期が中心になります。
苗を植え付けた直後は、根が新しい用土へなじむまで時間がかかります。
この段階では濃い液を与えるのではなく、1000倍程度の薄い希釈液を植え付け時に使うのが目安です。
その後、2週間ほど経過して新芽が動くなど活着が確認できたら、生育期には200倍程度を週1回程度の目安で使えます。
ただし、ブルーベリーではリキダスより先に確認してほしいものがあります。
それが土壌の酸度です。
ブルーベリーは酸性の土を好み、一般的にはpH4.5〜5.5前後がひとつの目安になります。品種や栽培方法によって適した範囲は変わるため、絶対的な数値ではありません。
(出典:Oregon State University Extension Service「Living on the land: Managing soil pH」)
土が中性側へ傾くと、土中に鉄などが存在していても吸収しにくくなり、葉脈を残して葉が黄色くなるような症状が現れることがあります。
この状態でリキダスだけを増やしても、根本的な解決にならない可能性があります。

ブルーベリーの優先順位
土壌pH → 水分管理 → 肥料 → 必要に応じてリキダス
ブルーベリーを何鉢も育てるなら、市販の土壌酸度計を1本持っておくと管理がかなり楽になります。
葉が黄色くなったときに「肥料不足かな?」と推測するより、まずpHを確認できるからです。
酸性土壌や水切れなど、ブルーベリー特有の育てにくさについては、ブルーベリーを庭木にするデメリットと対策を解説した記事もあわせて確認してみてください。
液肥やハイポネックスとの併用
「ブルーベリーにリキダスを使うなら、ハイポネックス原液はいらないの?」という疑問も多いと思います。
結論としては、役割が違うため肥料とリキダスは使い分けます。
ブルーベリーの成長や開花、結実には窒素・リン酸・カリウムなどの肥料成分が必要です。
リキダスだけでは、それらを十分に補う肥料管理にはなりません。
液肥を使う場合は、ブルーベリーに使用できる製品を選び、製品ごとの規定倍率を守ります。
ハイポネックス原液のような液体肥料も果樹に使用できますが、ブルーベリーでは土壌pHの管理が特に重要なので、長期間の管理ならブルーベリー向けに設計された肥料も選択肢になります。
ブルーベリー向けなら「錠剤肥料シリーズ ブルーベリー用」も選択肢
N-P-Kに加えて各種微量要素を含み、土の上へ置いて追肥として使えるタイプです。液肥を毎回量るのが面倒な人には使いやすいですよ。
(出典:株式会社ハイポネックスジャパン「錠剤肥料シリーズ ブルーベリー用」公式製品情報)
年間の施肥は、春の芽出し時期、開花・結実期、収穫後のお礼肥など、樹の動きに合わせるのが基本です。
錠剤肥料シリーズ ブルーベリー用では3月・5月・9月が使用時期の目安とされています。
一方でリキダスは、こうした肥料と競合するものではなく、活着や根張り、樹勢を支える補助として組み合わせるイメージです。
リキダスと液肥を同じ時期に使いたい場合は、リキダスとハイポネックスの違いと使い分けを解説した記事で、役割や併用時の考え方も確認できます。
原液同士を直接混ぜるのは避けましょう。
リキダスと液体肥料を併用するときも、濃い原液同士を自己判断で混ぜるのではなく、それぞれの商品ラベルに従ってください。農薬との混用についても自己判断せず、メーカーが認めていない組み合わせは避けるのが安全です。
枝枯れ病や枯れ枝への対応
ブルーベリーを育てていると、「一本だけ枝が茶色くなった」「先端から急に枯れてきた」ということがあります。
枯れた枝を見つけた場合、最初に知っておきたいのは、リキダスを与えるだけで枯れた枝が元に戻るわけではないということです。
完全に枯死した組織は再生しないため、原因を確認したうえで剪定が必要になる場合があります。
ブルーベリーの剪定は冬の休眠期が基本ですが、病気が疑われる枝や完全に枯れた枝については、放置するより取り除いたほうがよいケースがあります。
枝を軽く削ってみて内部まで褐色で乾いている場合や、切り戻しても断面内部に褐変が続いている場合は、健全部まで切り戻す判断が必要です。
病気が疑われる場合は、使用する剪定ばさみを清潔にしておくことも大切です。
一本切るたびに刃を消毒するなど、別の枝への病原菌の持ち込みを防ぎます。
太い枝を切った場合や病害が疑われる切り口については、登録内容を確認したうえでトップジンMペーストなどの保護殺菌剤を使用する方法もあります。
(出典:農林水産省「農薬登録情報提供システム・トップジンMペースト」)
枝が次々に枯れる、幹の根元まで変色している、株全体が急速に弱っている場合は、単純な肥料不足とは考えないほうが安全です。枝枯れ病などが疑われる場合は、自治体の農業相談窓口、園芸店、JAなど専門家に相談してください。
枝枯れが出たときは水やりにも注意します。
過湿が原因になっている可能性があるなら、機械的に毎日水を与えるのではなく、鉢土の乾き方や排水状態を確認してください。
ただし、ブルーベリーは乾燥にも弱いため、病気だからといって長期間完全に断水するのもおすすめしません。
「濡れっぱなし」と「カラカラ」の両方を避けることが重要です。
水切れしたブルーベリーの復活
ブルーベリーの鉢植えで特に注意したいのが夏の水切れです。
根が浅い位置に多く分布するため、真夏は想像以上の速さで鉢土が乾くことがあります。
葉がぐったり垂れている程度なら、まず行うことはリキダスではなく水分を根まで確実に戻すことです。
特にピートモスを多く使っている鉢では、完全に乾燥すると水を弾くことがあります。
上から水をかけても鉢の縁だけを通り抜け、鉢底からすぐ流れてしまうこともあるんです。
このような場合は、数回に分けてゆっくり水を与えるか、鉢底から水を吸わせて用土全体を再び湿らせます。
鉢ごと水へ浸ける場合も、長時間放置するのではなく、土全体に水が行き渡ったことを確認したら水から上げ、十分に排水してください。
その後は直射日光や乾燥した強風を避け、明るい日陰などで様子を見ます。
葉の張りが戻り、新芽などに回復の兆候が見えた段階で、必要なら規定倍率のリキダスを取り入れるとよいでしょう。
水切れ時は「水が最優先」です。
水切れ直後に肥料や活力液を濃くするのではなく、まず根鉢を均一に再湿潤させます。回復を確認してから通常の管理へ戻すほうが失敗を減らせます。
レモンやみかんへの使い方

レモンやみかんなどの柑橘類にもリキダスは使えます。
ブルーベリーとは土壌管理の考え方が異なりますが、植え付け後の活着、生育期の樹勢維持というリキダスの基本的な位置づけは同じです。
レモンの木に使う時期と頻度
レモンの木にリキダスを使うなら、まず取り入れやすいのが苗木の植え付けや鉢の植え替え時です。
植え替えでは古い根が切れたり、根鉢を動かしたりするため、木にとって少なからず負担になります。
植え付け時は1000倍程度のリキダスを水やりとして与え、その後は通常の水管理を続けます。
新芽が伸びるなど活着が確認できたら、生育期には200倍程度を週1回ほどの目安として使用できます。
ただし、レモンの木が元気だからといって一年中毎週続けなければならないわけではありません。
春から秋の生育期を中心に、植え替え後や暑さによるストレス、新芽の勢いなどを見ながら取り入れるほうが使いやすいです。
冬は気温が下がり、鉢土も乾きにくくなります。
冬に「週1回リキダスを与える」という予定を優先して水やり回数まで増やしてしまうと、かえって根を傷める可能性があります。
冬はリキダスの頻度より、水のやりすぎを防ぐことを優先してください。

また、レモンの実を大きくしたいからとリキダスだけを増やすのも違います。
実をつけるには日当たり、適切な剪定、水分、受粉、肥料など複数の条件が関係します。
リキダスはあくまで、その土台となる木の生育を補助するものです。
みかんの植え付け後と生育期
みかんもレモンと同じ柑橘類なので、リキダスの基本的な使い方は似ています。
苗木を植えたときは1000倍程度を植え付け時の水やりとして使い、その後は根が落ち着くまで肥料を急いで増やしすぎないようにします。
根付いた後の生育期なら、200倍程度を週1回ほどの目安として株元へ与えられます。
ただ、みかん栽培で覚えておきたいのは、樹勢が強ければ強いほど実がよくなるとは限らないことです。
窒素肥料を効かせすぎると枝葉ばかり伸びる場合もあるため、リキダスと肥料の役割を混同しないことが大切です。
鉢植えのみかんでは、夏の乾燥と冬の過湿にも注意します。
夏は果実を抱えながら葉から多く水分を失うため、水切れさせない管理が重要です。
逆に寒い時期は水の消費が減るため、土の状態を見ずに頻繁な灌水を続けないようにします。
レモン・みかんとも、果実を収穫した後は木が消耗しています。翌年のための樹勢回復を考える時期には、適切なお礼肥とあわせてリキダスを補助的に使う方法があります。
桃やぶどうなど果樹別の使い方

リキダスはブルーベリーや柑橘類だけではなく、桃、ぶどう、オリーブ、パッションフルーツなどにも利用できます。
ただし、それぞれ水分要求量や生育サイクルが違うため、「すべての果樹へ同じ日に同じ量を与える」という管理は避けましょう。
桃とぶどうへのリキダス活用
桃は春から夏にかけて新梢を伸ばしながら果実も大きくしていくため、木に大きな負担がかかります。
植え付け直後は1000倍程度、生育が安定した後は200倍程度のリキダスを週1回程度の目安として使えます。
リキダスにはカルシウムなどのミネラルも含まれているため、生育を支える補助として取り入れやすいです。
ただし、桃の裂果や果実品質は、カルシウムだけで決まるものではありません。
降雨、水分変動、品種、樹勢など複数の要因が関係するため、「リキダスを使えば裂果を防げる」と考えないようにしましょう。
ぶどうでは、春から初夏に新梢が一気に伸び、結実すると果実の肥大にも多くのエネルギーを使います。
さらに大切なのが収穫後です。
収穫したらその年の栽培は終わり、と思ってしまいそうですが、落葉するまでの葉は翌年へ向けて働き続けています。
この期間に根や幹へ養分を蓄えていくため、適切なお礼肥と水管理が重要になります。
リキダスも、収穫後に樹勢が落ちた株の管理を補助する目的で利用できます。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
果樹は「実ができている時」だけを見るより、収穫後まで一年の流れで考えると管理しやすくなります。翌年の花や実は、前年から準備が始まっていると考えておくと、お礼肥や樹勢管理の意味もわかりやすいですよ。
オリーブとパッションフルーツ
オリーブは比較的乾燥に強い果樹ですが、鉢植えでは根詰まりや長期間の栽培による土の劣化が起こります。
春に新芽が動き始めてから初夏にかけて、根の状態を見ながらリキダスを取り入れられます。
生育期なら200倍程度の希釈液を週1回程度が目安ですが、水やりが不要なほど土が湿っている場合は無理に与える必要はありません。
オリーブは過湿に弱いため、リキダスを与えるためだけに水やりを増やさないことが重要です。
また、毎回液体を量るのが大変なら、後ほど紹介するリキダス顆粒も選択肢になります。
パッションフルーツは気温が高くなると急速に蔓を伸ばすため、生育期間中の水分と肥料要求量が大きくなります。
植え付け直後は1000倍程度のリキダスを使い、活着後は肥料を基本にしながらリキダスを補助的に利用すると管理しやすいです。
特に鉢植えでは、真夏に大量の葉から水分が失われるため、水切れには注意してください。
葉がぐったりしているからといって濃いリキダスを与えるのではなく、まず土の水分を確認することが先です。
パッションフルーツを含め、果樹の葉が急にしおれた場合は「活力不足」と決めつけないでください。水切れ、根腐れ、根詰まり、高温、病害虫など原因はさまざまです。
リキダスと肥料を上手に使い分ける

ここまで紹介してきたように、果樹栽培ではリキダスだけで管理するのではなく、肥料や土づくりと組み合わせることが重要です。
最後に、リキダス原液と顆粒タイプの選び方、ブルーベリーや柑橘類に合わせた肥料・pH管理を整理します。
原液と顆粒タイプの選び方

果樹にリキダスを使うなら、代表的な選択肢は水で薄めて使うリキダス原液と、土へ混ぜたり株元へまいたりして使うリキダス顆粒です。
| タイプ | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|
| リキダス原液 | 状態に合わせて使いたい人 | 濃度や使用場所を調整しやすい |
| リキダス顆粒 | 毎回希釈するのが面倒な人 | 土に混ぜる・株元へまいて使える |
私が最初の一本として選ぶなら、使い方の幅が広いリキダス原液です。
植え付け時は薄めに、生育期は通常倍率、必要に応じて葉面散布というように、目的に合わせて使い分けられるからです。
リキダス原液がおすすめな人
ブルーベリー、レモン、みかんなど複数の果樹を育てていて、それぞれの状態に合わせて希釈濃度や使う時期を調節したい人。
一方、果樹の鉢数が多かったり、毎週希釈液を作るのが面倒だったりする場合は顆粒タイプが便利です。
リキダス顆粒は土に混ぜ込む、または土の表面へまくタイプで、水やりによって成分が徐々に溶け出します。
効果の持続期間は環境によって変わりますが、おおむね3〜4週間程度が目安とされています。
液体タイプと違い、葉面散布や細かな濃度調整はできません。
そのため、使い分けるなら「細かく調節したい=原液」「手間を減らしたい=顆粒」と考えると選びやすいですよ。
原液タイプと顆粒タイプを同時に多量使用する必要はありません。どちらも製品表示の使用量と間隔を確認し、必要以上に重ねて使わないようにしましょう。
果樹別肥料とpH管理の基本
リキダスを上手に使うために、最後にもう一度強調しておきたいのが果樹ごとの土と肥料を優先することです。
特に違いが大きいのがブルーベリーです。
ブルーベリーでは酸性土壌を維持する必要があるため、一般的な果樹と同じ感覚で石灰資材などを加えるとpHが上がりすぎる場合があります。
ピートモスや鹿沼土などを利用しながら、土壌酸度計も活用してpHを確認すると失敗を減らせます。
肥料についても「何でもいい」ではなく、ブルーベリー向けに成分を調整した商品を選ぶと管理しやすいです。
| 果樹 | 管理で重視する点 | 肥料の選択肢 |
|---|---|---|
| ブルーベリー | 酸性土壌・乾燥防止 | 錠剤肥料シリーズ ブルーベリー用など |
| レモン・みかん | 排水・生育期の肥料 | かんきつ・果樹用肥料など |
| 桃 | 水分変動・樹勢管理 | 果樹用肥料 |
| ぶどう | 新梢管理・お礼肥 | 果樹用肥料 |
| オリーブ | 過湿防止・根詰まり | オリーブ用肥料など |
| パッションフルーツ | 水切れ・肥料切れ | 果樹にも使える液肥など |
ブルーベリーなら「錠剤肥料シリーズ ブルーベリー用」、柑橘類なら「錠剤肥料シリーズ かんきつ・果樹用」、オリーブなら「錠剤肥料シリーズ オリーブ用」のように、育てる果樹が明確なら専用品も選びやすいです。
一方で、複数種類の果樹を育てているなら、果樹に使用できる液体肥料を基本にし、必要に応じて専用品を使う方法もあります。
肥料を選ぶときは「高価なものほどよく育つ」と考えるより、樹種・生育ステージ・鉢の大きさに合った量を守れる商品を選ぶことのほうが大切です。
果樹栽培で優先したい順番
日当たりや気温などの環境を整える → 果樹に合う土を使う → 適切に水を与える → 肥料で栄養を補う → リキダスで生育を補助する。
この順番を意識すると、「元気がないから何かを追加する」という管理から抜け出しやすくなります。
あなたの果樹が元気をなくしたとき、すぐに肥料や活力液を追加する前に、一度鉢の土を触ってみてください。
乾いているのか、ずっと湿っているのか。葉の色だけでは見えなかった原因が、意外とそこに隠れているかもしれません。

果樹へのリキダスに関するよくある質問(FAQ)
- ブルーベリーにリキダスは毎週使っても大丈夫ですか?
-
活着後の生育期であれば、200倍程度を週1回ほどが一般的な使用目安です。ただし、土が湿っているのに予定日だからと水やりを追加する必要はありません。ブルーベリーは過湿にも乾燥にも注意が必要なので、土の状態を優先してください。正確な倍率や使用間隔は商品ラベルとメーカー公式サイトをご確認ください。
- リキダスとハイポネックス原液はどちらを使えばいいですか?
-
どちらか一方を選ぶものではなく、役割が違います。ハイポネックス原液は植物へ肥料成分を供給する液体肥料で、リキダスは植物の生育を補助する活力液です。果樹では肥料を基本にしながら、植え付け後や生育期にリキダスを補助的に使う考え方がおすすめです。
- ブルーベリーが水切れしたらリキダスですぐ復活しますか?
-
水切れしたときに最優先するのは水分を根鉢全体へ戻すことです。ピートモスが乾いて水を弾いている場合は、少量ずつ何度か水を与えるか、底面から吸水させて再湿潤させます。株が回復してからリキダスを規定倍率で使うほうが安全です。完全に枯死した根や枝をリキダスだけで元に戻すことはできません。
- レモンやみかんにもリキダスを使えますか?
-
レモンやみかんなどの果樹にも使用できます。植え付け時は1000倍程度、活着後の生育期は200倍程度を週1回ほどが一般的な目安です。ただし、冬など土が乾きにくい季節にリキダスを与えるためだけに水やりを増やす必要はありません。
- リキダス原液と顆粒ならどちらがおすすめですか?
-
初めて使うなら、用途に合わせて倍率を変えやすいリキダス原液が使いやすいと思います。一方、鉢数が多い人や毎回希釈する手間を減らしたい人には顆粒タイプが便利です。顆粒は土へ混ぜたり株元へまいたりして使えるため、育て方に合わせて選んでください。
まとめ
ブルーベリーやレモンなどの果樹では、リキダスを植え付け・植え替え後の活着や、生育期の樹勢を支える補助として取り入れる価値があります。
植え付け時は1000倍程度、活着した果樹への株元施用は200倍程度、葉面散布は500倍程度が一般的な目安です。
ただし、リキダスは肥料ではありません。果実を大きくしたり、肥料不足をすべて補ったりするものではないので、樹種に合った土、水やり、元肥・追肥を優先してください。
特にブルーベリーは土壌pHの影響を受けやすいため、リキダスを追加する前に酸度と水分状態を確認することが重要です。
使い勝手を重視するなら濃度を調節しやすいリキダス原液、希釈の手間を減らしたいならリキダス顆粒という選び方がわかりやすいですよ。
なお、製品の使用量や対応植物、使用上の注意は変更される場合があります。正確な情報は公式サイトと商品ラベルをご確認ください。原因不明の枝枯れや急激な樹勢低下、病害が疑われる場合は、自己判断で資材を追加し続けず、最終的な判断は園芸店、JA、自治体の農業相談窓口などの専門家にご相談ください。
