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アサガオの鉢は100均でOK?深さと選び方のコツを解説

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アサガオの鉢は100均でOK?深さと選び方のコツを解説

こんにちは。庭と暮らす、日々のこと、運営者の「ゆう」です。

夏が近づくと、ふと「あ、久しぶりにアサガオを育ててみたいな」なんて思うこと、ありませんか?小学生の頃、夏休みの宿題で育てたあの懐かしい記憶。毎朝、色とりどりの花が咲く様子を見るのは、大人になった今でもやっぱりワクワクするものです。

でも、いざ始めようと思ってホームセンターに行ってみると、立派なプランターや専用の支柱、土や肥料まで全部揃えると、意外とお財布に優しくない金額になってしまって、「うーん、ちょっと迷うな…」と二の足を踏んでしまうこともしばしば。できるだけ費用を抑えて手軽に楽しみたいけれど、かといって「アサガオ 鉢 100均」で検索して出てくるような安いアイテムを使って、すぐに枯れてしまったり、全然花が咲かなかったりするのは悲しいですよね。

特に、ダイソーやセリア、キャンドゥといった100円ショップにはたくさんの園芸用品が並んでいますが、4号や5号といったサイズの目安はどう判断すれば良いのか、プラスチックの薄い鉢で夏の暑さに耐えられるのか、不安は尽きないと思います。実は、私自身も最初は「100均の鉢なんて、安かろう悪かろうじゃないの?」と疑っていました。

でも、実際に色々なアイテムを試行錯誤して使ってみると、ポイントさえしっかり押さえれば、100均のアイテムだけでも驚くほど立派にアサガオを咲かせることができると分かったんです。

この記事でわかること
  • アサガオの根が元気に育つ、100均鉢の「隠れた名品」の選び方
  • 失敗しないための「特製100均土ブレンド」と、強風にも負けない支柱の工夫
  • 夏の過酷な水切れを自動で防ぐ、便利な100均アイデアグッズ活用法
  • 低コストでもプロ顔負けのアサガオ栽培を成功させるための、ちょっとしたコツ

この記事では、私が実際に庭で試して成功した(時には失敗した!)経験をもとに、100均資材をフル活用してアサガオを最高に楽しむためのノウハウを、余すことなくお伝えします。

まずは、アサガオ栽培の成功を左右する「道具選び」から始めましょう。100均には多種多様な鉢やプランターが売られていますが、その中から「アサガオに最適なもの」を見極めるための、絶対に外せない基準について詳しく解説します。

目次

アサガオの鉢を100均で選ぶ重要点

アサガオの鉢を100均で選ぶ重要点

アサガオを元気に育てるためには、ただ「安いから」という理由だけで鉢を選んではいけません。100均の園芸コーナーは宝の山ですが、その中からアサガオという植物の生理的な性質にぴったりのものを探し出す「目利き」が必要です。サイズ、深さ、材質など、チェックすべきポイントはいくつかありますが、これを知っているかどうかで、夏本番の咲き具合に雲泥の差が出ます。ここでは、私が実際に使ってみて感じた、選び方の極意をご紹介します。

4号や5号より深さが重要な理由

アサガオの鉢選びにおいて、多くの人が気にされるのは「4号(直径約12cm)」や「5号(直径約15cm)」といった号数、つまり鉢の「口の広さ」だと思います。もちろん、土の容量を確保する上で直径も大切ですが、アサガオにとってそれ以上に、いえ、致命的に重要なのが「鉢の深さ(ハイト)」なんです。

なぜなら、アサガオの根っこは「直根性(ちょっこんせい)」といって、まるでゴボウのように、まずは地面に向かって太い主根を垂直に深く深く伸ばしていく性質を持っているからです。これは、野生のアサガオが乾燥した土地でも生き残れるよう、地下深層の水分を求めて進化した名残だと言われています。

もし、100均によくある「浅型のボウルプランター」や、背の低い「スタンダード鉢」を選んでしまうとどうなるでしょうか。アサガオの主根はすぐに鉢底に到達してしまい、行き場を失って底の方でぐるぐると渦を巻く「サークリング現象(根巻き)」を起こしてしまいます。

こうなると、新しい根が伸びることができず、酸素不足に陥りやすくなり、結果として地上部の茎や葉の成長がピタリと止まってしまうのです。「毎日水をあげているのに、なんだか元気がない」「下の方の葉っぱがすぐに黄色くなって落ちてしまう」…そんな悩みの原因の多くは、実はこの「深さ不足」にあることが多いんです。

ここがポイント:ロング鉢を探せ!

100均で鉢を選ぶ際は、商品ラベルの号数だけでなく、必ず横から見て「背が高いかどうか」を確認してください。特におすすめなのが、セリアなどで販売されている「4号ロング鉢」や「懸崖(けんがい)鉢」と呼ばれるタイプです。これらは直径こそ控えめですが、深さがしっかりと確保されているため、アサガオの根が素直に下へ伸びることができ、限られたスペースでも驚くほど健全に育ちます。

また、鉢の形にも注目してみてください。底に向かって極端に細くなっている形よりも、寸胴(ずんどう)に近い形の方が、底の方までたっぷりと土が入り、根が活動できるスペースを広く確保できます。たった数センチの深さの違いが、真夏の開花数を大きく左右するのです。

ダイソーのプランターの選び方

ダイソーなどの大型店舗に行くと、鉢だけでなく、長方形のプランターも大小様々なサイズが山積みになっていますよね。「せっかくだから2〜3株まとめて植えて賑やかにしたい」「窓辺にグリーンカーテンを作って涼しく過ごしたい」と考えているなら、個別の鉢ではなくプランターを選ぶのが正解です。

ただし、ここでも「安さ」だけで選ぶのは禁物です。100円ショップには、非常にコンパクトなミニプランターも売られていますが、アサガオ栽培において、私が選ぶ基準にしているのは「土の容量」と「排水構造」の2点です。特にグリーンカーテンを目指す場合、真夏の葉からの蒸散量は凄まじく、小さなプランターでは朝たっぷりと水をあげても昼過ぎにはカラカラに乾いてしまい、夕方にはしおれてしまう…という「水切れ地獄」に陥りかねません。

環境省も推奨しているように、グリーンカーテンによる遮熱効果を十分に得るためには、植物が健全に葉を茂らせる必要があり、そのためには十分な土壌容量が不可欠です。(出典:環境省『グリーンカーテンプロジェクト』

私がダイソーで選ぶなら、迷わず200円〜300円商品の「大型プランター」を手に取ります。「100均に来たのに300円?」と思うかもしれませんが、この数百円の投資が、夏の手入れの手間を劇的に減らしてくれます。

スクロールできます
プランターの種類特徴とアサガオへの適合性おすすめの用途
深型・丸型プランター
(300円〜商品)
土がたっぷり入り(10L以上)、根を深く張れる。
水持ちが良く、夏場の管理が最も楽。
グリーンカーテン
大きく育てたい時
標準プランター
(65cm幅・200円商品)
汎用性が高いが、深さが足りないものもある。
底穴が多く水はけが良いものを選ぶこと。
2〜3株の寄せ植え
ベランダ栽培
ミニプランター
(100円商品)
土の容量が圧倒的に不足(3L程度)。
すぐに根詰まりと水切れを起こすため不向き。
育苗(苗作り)のみ
または極小品種用

また、プランターの底の構造も重要です。最近のダイソー製品には、底に「スノコ」が付属していて、底面に水を溜められる「底面給水機能」が付いたものもあります。これは水やりの頻度を減らせる便利な機能ですが、アサガオは過湿(水のやりすぎ)による根腐れも嫌います。もし底面給水タイプを使う場合は、梅雨の時期などは側面の止水栓を抜いて、水が溜まりすぎないように調整するなどの工夫が必要です。

おすすめのプラスチック鉢の種類

100均の鉢の素材は、そのほとんどがポリプロピレン(PP)などのプラスチック製です。陶器やテラコッタに比べて軽くて割れにくいのが最大のメリットですが、一方で「熱を伝えやすい」という弱点も持っています。

真夏の直射日光が当たると、プラスチック鉢の表面温度はあっという間に50℃近くまで上昇することがあります。鉢の厚みが薄いと、その熱がダイレクトに内部の土に伝わり、まるで土の中で根っこを茹でているような状態(高温障害)になってしまうのです。根が高温ダメージを受けると、吸水機能が停止し、いくら水をあげても葉がしおれるという恐ろしい現象が起きてしまいます。

そこで私が強くおすすめしたいのが、「白」や「ベージュ」、「ライトグレー」などの淡い色の鉢を選ぶことです。小学校の理科で習ったように、白っぽい色は光を反射し、熱を吸収しにくい性質があります。逆に、「黒」や「濃紺」、「ダークブラウン」などの濃い色は、おしゃれでシックに見えますが、熱を猛烈に吸収してしまうため、アサガオにとっては過酷な環境になりがちです。

デザイン重視で「濃い色」を使いたい場合

どうしてもインテリアやエクステリアの雰囲気にあわせて黒やネイビーの鉢を使いたい!という場合は、以下の対策をセットで行いましょう。

  • 二重鉢にする: 一回り大きな鉢の中にすっぽり入れることで、空気の層が断熱材となり、熱を遮断できます。
  • 鉢カバーを使う: 木箱や麻袋、あるいは100均のすだれを巻くなどして、直射日光を物理的にガードします。

また、100均の鉢の中には、表面に凹凸のあるデザインや、波打った形状のものがありますよね。これらは単なる見た目だけでなく、表面積を増やすことで放熱効果を高めたり、鉢自体の強度(剛性)を高めて土の重みによる変形を防いだりする効果も期待できます。手に持ってみて、ペラペラと頼りないものよりも、縁(リム)が厚くしっかりとした作りのものを選ぶと、持ち運びもしやすく、長く使えますよ。

支柱やネットのサイズと固定法

アサガオの栽培で鉢と同じくらい重要なのが、つるを絡ませるための「支柱」や「ネット」です。「あんどん仕立て」と呼ばれる、リング付きの支柱につるを螺旋状に巻きつけていくスタイルは、日本の夏の風物詩ですよね。もちろん、これらも100均で手に入りますが、ここには大きな落とし穴があります。

それはズバリ、「長さ(高さ)が足りない」ということです。

100均で売られているリング支柱の多くは、高さが45cm〜75cm程度です。しかし、アサガオの成長スピードは凄まじく、元気な株なら1日で10cm以上伸びることもあります。45cmの支柱なんて、ものの1週間もあれば頂上まで達してしまい、その後は行き場を失ったつる同士が絡まり合って、「ジャングル状態」になってしまいます。こうなると、風通しが悪くなり、病気や害虫の原因にもなります。

そこで私が実践しているのが、100均アイテムを駆使した「支柱の拡張・改造術」です。

1. 支柱連結パーツで高さを倍増させる

ダイソーなどの園芸コーナーには、支柱同士を連結するための「ジョイントパーツ」や「支柱連結クリップ」が売られています。これを使って、例えば60cmの支柱の上に、もう一本60cmの支柱を継ぎ足せば、120cmの立派な支柱が出来上がります。ただし、単純に乗せるだけでは強度が弱いので、継ぎ目部分は必ずテープや結束バンドでガチガチに固定してください。

2. 結束バンドで「ダブルタワー」を作る

もっと手軽なのが、同じリング支柱を2セット購入し、縦に重ねて結束バンドで縛る方法です。下の段のリングと、上の段の支柱の足を重ね合わせて、数カ所を結束バンドで締め上げれば、かなり頑丈な背の高いタワーが完成します。

3. ネットの固定は「下」が命

グリーンカーテンを作るために園芸用ネット(これも100均で1.8m×3.6mなどのサイズが手に入ります)を張る場合、多くの人が上の固定には気を使いますが、実は「下側の固定」がおろそかになりがちです。ネットの下側がブラブラしていると、風でネット全体が大きく揺さぶられ、せっかく巻き付いたつるが擦れて傷ついたり、最悪の場合は根元から引き抜かれてしまったりします。

プランターの縁にキリで穴を開けてネットの端を紐で結びつけるか、100均の「プランター用フック」や「万能ベルト」を使って、プランターとネットを一体化させましょう。こうすることで、プランターの土の重みが「重石」の役割を果たし、ネット全体にピンとテンション(張り)がかかって、強風にも負けない美しいグリーンカーテンになります。

土や肥料も100均で揃うか

「鉢も支柱も100均なら、土や肥料も全部100均で済ませたい!」と考えるのは当然ですよね。結論から申し上げますと、アサガオ栽培に必要な土や肥料は、すべて100均で揃えることが可能です。ただし、売られている「花と野菜の培養土」の袋を開けてそのまま使う…というのは、正直なところ「及第点」ではあっても「満点」ではありません。

100均の培養土は、製品やロットによって品質にバラつきがあるのが現状です。ココヤシ繊維などの繊維質が多くてフカフカしすぎている(水はけは良いが保水力がない)ものや、逆に黒っぽい土で水持ちが良すぎてベチャベチャになりやすいものなど様々です。アサガオは「水は好きだけど、水浸しは嫌い」というわがままな性質を持っているので、100均の土をベースにしつつ、少しだけ「改良」を加えるのが成功の秘訣です。

ゆう流・100均土の最強ブレンドレシピ

私がいつも実践している、100均資材だけで作れる「アサガオ専用ブレンド」をご紹介します。これだけで根の張りが劇的に変わります。

  • ベース: 花と野菜の培養土(100均) … 7割
  • 改良材①: 赤玉土の小粒(100均) … 2割
    (土の粒が崩れにくく、根に必要な空気の通り道を作ります)
  • 改良材②: バーミキュライト(100均) … 1割
    (保水性と保肥性を高め、水切れを防ぎます)

この配合にすることで、水やりをした時にはスーッと水が染み込み、余分な水はサッと抜ける、理想的な土壌環境を作ることができます。赤玉土やバーミキュライトも、最近ではほとんどの100均で小袋サイズが手に入ります。

そして肥料についてですが、アサガオは成長が早く、花をたくさん咲かせるために多くのエネルギーを必要とする「肥料食い」の植物です。100均では、植え付け時に土に混ぜ込む「固形肥料(元肥・マグァンプKのような粒状のもの)」と、生育中に与える「液体肥料」の両方が手に入ります。

特におすすめなのが、ボトルに入った「液体肥料(原液タイプ)」です。水やりのたびに薄めて使う手間はありますが、アンプルを挿すタイプよりもコストパフォーマンスが圧倒的に良く、濃度の調整もしやすいので、植物の状態に合わせて細やかに栄養管理ができます。「葉の色が薄くなってきたな」と思ったら少し頻度を上げるなど、プロっぽい管理が100円で叶いますよ。

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鉢底石とスリット鉢の活用

植物を植える時、「鉢の底には鉢底石を入れる」というのが園芸の常識のように言われていますが、これには理由があります。鉢底の穴が土で塞がって水が抜けなくなるのを防ぎ、底の方に空気の層を作って根腐れを防止するためです。もちろん、100均にはネットに入った使いやすい鉢底石が売られていますが、実はこれを使わなくても良い、画期的な鉢が100均でも増えてきています。

それが「スリット鉢」のような機能を持った鉢です。

スリット鉢とは、鉢の底面ではなく、側面の下の方まで深いスリット(切れ込み)が入っている鉢のことです。この構造のおかげで、水が底に溜まることなくスムーズに排出され、さらにスリットから空気が入ることで、根が健康に育ちます。プロの生産者も愛用するこの構造を取り入れた鉢が、最近ではセリアやダイソーでも見かけるようになりました。「スリット入り」「根腐れ防止」といったシールが貼ってあるのが目印です。

もしスリット鉢が見つからず、普通の鉢を使う場合で、「鉢底石を買うのがもったいない」「処分する時に土と分けるのが面倒」と感じる方は、身近なもので代用することも可能です。

  • 発泡スチロール: 梱包材などの発泡スチロールをサイコロ状に砕いて、排水口用のネット(これも100均!)に入れて鉢底に敷き詰めます。軽くて水はけも良く、保温性もあります。
  • ペットボトルのキャップ: よく洗ったキャップをいくつか底に転がしておくだけでも、空間ができて水通りが良くなります。

大切なのは「底に水が滞留しない構造を作ること」。この原理さえ理解していれば、必ずしも専用の石を買う必要はありません。限られた予算の中で、いかに工夫して植物にとって快適な環境を作るか、これも100均園芸の醍醐味の一つですね。

さあ、道具の準備は整いました。ここからは、実際にアサガオを育てていく中での実践的なテクニックのお話です。種まきのタイミングから、真夏の酷暑を乗り切るための裏技まで、100均グッズをフル活用した栽培管理のコツを詳しく見ていきましょう。

アサガオの鉢を100均で活用する技

アサガオの鉢を100均で活用する技

道具がバッチリ揃ったら、いよいよ栽培のスタートです。とはいえ、4号や5号といった比較的小さな100均の鉢でアサガオを育てる場合、地面に植えるのと違って「土の量」に限りがあるため、ちょっとした環境の変化が植物に大きな影響を与えてしまいます。でも大丈夫。ここでは、そんな小さな鉢の弱点を補い、夏の間ずっと元気に咲き続けさせるための、私のとっておきの管理テクニックをご紹介します。

種まきと植え替えのタイミング

アサガオの種まき、皆さんはいつ頃をイメージしますか?小学校の時は5月の連休明けくらいにまいた記憶があるかもしれませんが、実はアサガオは熱帯アジア原産の植物で、寒さが大の苦手。早まって気温が低いうちにまいてしまうと、発芽しなかったり、発芽してもその後の成長が遅れてしまったりします。

私がおすすめするベストタイミングは、「八重桜が散ってから」、あるいは「最高気温が安定して25℃を超えるようになってから」です。地域にもよりますが、5月中旬〜6月上旬くらいが最も失敗が少ない時期ですね。

ここで100均アイテムの出番です。最初から大きな鉢にまくのも良いですが、まずは100均で売っている「ビニールポット(ポリポット)」を使って苗を作ることをおすすめします。黒いビニールポットは太陽の熱を吸収して土の温度を上げやすく、発芽を促進してくれるからです。

植え替え(定植)の重要テクニック

ポットで本葉が2〜3枚出た頃が、大きな鉢への植え替え(定植)のタイミングです。この時、絶対に守ってほしいのが「根鉢(ねばち)を崩さないこと」です。

アサガオの根はデリケートで、傷つくと回復しにくい性質があります。ポットから抜くときは、土を一切落とさないように慎重に行い、そのまま新しい鉢の土の中に優しく据えてください。根をいじったり、広げたりするのは厳禁ですよ。

もし、4号や5号の鉢で育てるなら、植え替えの手間を省くために、最初からその鉢に種をまく「直まき(じかまき)」でもOKです。その場合は、1つの鉢に3粒ほどまいて、元気なものを1つだけ残してあとは間引くようにしましょう。

夏の暑さ対策と置き場所

近年の日本の夏は、もはや「酷暑」ですよね。特にマンションのベランダや、コンクリート敷きの駐車場などで育てる場合、地面からの照り返し(輻射熱)は強烈です。100均のプラスチック鉢は薄いので、熱せられたコンクリートの上に直接置いていると、鉢全体がホットプレートの上に乗っているような状態になり、根が深刻なダメージを受けてしまいます。

これを防ぐために、私が必ずやっているのが「鉢を地面から離す」という工夫です。

  • すのこを敷く: 100均の木製すのこを敷くだけでも、コンクリートとの間に空気の層ができ、熱の伝わりが和らぎます。
  • レンガやブロックに乗せる: 鉢の四隅をレンガなどで持ち上げれば、鉢底の風通しも良くなり一石二鳥です。
  • キャスター台を活用: ダイソーなどで200円ほどで売っている「キャスター付き花台」は最強のアイテムです。地面から離せるだけでなく、台風の時や掃除の時にサッと移動できるので、腰への負担も減らせて本当におすすめです。

また、室外機の風にも注意してください。エアコンを使っている時、室外機からは熱くて乾燥した風が出ています。これがアサガオに当たり続けると、あっという間に水分を奪われ、葉がチリチリに焼けてしまいます。置き場所を決める際は、室外機の風の通り道を避けるか、風向きを変えるルーバー(これはホームセンターなどで買う必要がありますが)を設置するなどの配慮が必要です。

水やりと給水キャップの活用

4号や5号の小さな鉢でアサガオを育てていると、最大の敵は「水切れ」です。真夏は朝にたっぷりと水をあげても、葉からの蒸散と土からの蒸発で、夕方にはカラカラに乾いてしまい、帰宅したらアサガオがぐったり…なんて経験、ありませんか?

「1日2回水やりをする時間がない!」という方にぜひ試してほしいのが、100均の「自動給水キャップ」を使った裏技です。

これは、ペットボトルの口に取り付けて土に挿しておくだけのシンプルなアイテムですが、「毛管現象(もうかんげんしょう)」や「浸透圧」の原理を利用して、土が乾いて水分が必要な分だけ、じわじわと水を供給してくれる優れものです。ダイソーやセリアでは、「とんがりキャップタイプ」や、不織布の紐で水を吸い上げる「給水紐タイプ」など、いくつかの種類が販売されています。

給水キャップ活用のコツ

500mlのペットボトルを小さな鉢に挿すと、重みでバランスが悪くなり、鉢ごと転倒する恐れがあります。
そんな時は、ペットボトルを支柱に沿わせて立て、結束バンドで支柱にガッチリと固定してしまいましょう。これなら倒れる心配もなく、見た目もスッキリします。毎朝の水やり+ペットボトルの補充を行えば、日中の最も暑い時間帯の水切れリスクを大幅に減らすことができますよ。

また、土に混ぜ込むことで自重の何百倍もの水分を保持する「高吸水性ポリマー(保水剤)」も100均で手に入ることがあります。これを土に少量混ぜておくと、土の保水力が上がり、水やりの間隔を少し伸ばすことができます。ただし、入れすぎると土が膨張して溢れてしまうので、分量は控えめにするのがポイントです。

よくある質問:花が咲かない時は

せっかく毎日お世話をしているのに、「葉っぱばかり茂って、肝心の花が全然咲かない!」という悩み、実はアサガオ栽培では「あるある」なんです。病気かな?と心配になるかもしれませんが、多くの場合、原因は病気ではなく「環境」や「育て方」にあります。

原因1:夜、明るすぎませんか?(光害)

アサガオは「短日植物(たんじつしょくぶつ)」といって、日が短くなり、夜の暗い時間が一定以上の長さになると「そろそろ花を咲かせて種を残さなきゃ」と判断して花芽(かが)を作る性質があります。
もし、夜間に街灯の光が当たっていたり、部屋からの明かりが漏れていたりする場所に置いていると、アサガオは「まだ昼間だ」と勘違いしてしまい、いつまで経っても花芽を作りません。これを防ぐためには、夜になったらダンボール箱を被せて人工的に暗闇を作ってあげたり、夜間は照明の当たらない場所に移動させたりする工夫が必要です。

原因2:肥料、あげすぎていませんか?(つるボケ)

「大きく育ってほしい」という親心から、肥料をあげすぎてしまうのも逆効果になることがあります。特に、肥料に含まれる「窒素(N)」という成分は、葉や茎を育てる働きがありますが、これが多すぎると植物は成長することだけにエネルギーを使ってしまい、子孫を残す(花を咲かせる)ことを後回しにしてしまいます。これを「つるボケ」と呼びます。
葉っぱの色が異常に濃い緑色で、巨大化しているのに花が咲かない場合は、一度肥料をストップするか、花付きを良くする「リン酸(P)」成分が多めの肥料に切り替えてみてください。100均の肥料でも、成分表示を見て「P」の数字が大きいものを選べばOKです。

「100均の鉢だから咲かない」ということはまずありません。植物の声に耳を傾け、環境を見直してあげれば、きっと鮮やかな花を見せてくれるはずです。

アサガオの鉢を100均で楽しむ

ここまで、100均アイテムを活用したアサガオ栽培のコツをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。「なんだ、高い道具なんてなくても、工夫次第で十分できるんだ!」と思っていただけたら嬉しいです。

アサガオ栽培の魅力は、単に花を愛でるだけではありません。毎朝「今日は何個咲いたかな?」と数える楽しみ、夕方にしおれた花を見て「今日もお疲れ様」と声をかける癒やしの時間、そして何より、自分の手で小さな種から命を育てるという達成感は、何にも代えがたいものです。

お子さんがいらっしゃるご家庭なら、咲き終わった花(花殻)を冷凍保存しておき、ある程度溜まったら水と一緒にビニール袋に入れて揉み出し、「色水遊び」をするのもおすすめです。100均の製氷皿や透明なカップを使えば、理科の実験みたいで大盛りあがり間違いなしです。

また、秋になって種が採れたら、来年またその種をまいて…と、命のリレーを繋いでいくこともできます。100円の鉢から始まる、プライスレスな園芸ライフ。ぜひ今年の夏は、身近な100均アイテムを賢く活用して、あなただけのアサガオ栽培にチャレンジしてみてくださいね。きっと、暑い夏が少しだけ好きになるはずです。

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