こんにちは。庭と暮らす、日々のこと、運営者の「ゆう」です。
庭の雑草って本当に厄介ですよね。抜いても抜いてもすぐに生えてくるあの生命力には、正直うんざりしてしまいます。
手っ取り早く解決したくて除草剤を検討する方も多いですが、いざ使うとなると「庭に除草剤を撒くデメリット」が気になりませんか。
子供やペットへの影響や近所トラブル、さらには枯れた後の景観など、実は見落としがちなリスクがたくさんあるんです。
私自身も最初は手軽さに惹かれましたが、いろいろ調べていくうちに怖さを感じて使うのをやめました。
この記事では、私が調べた情報を整理して、皆さんが安心して庭管理の判断ができるようお手伝いします。
- 除草剤が引き起こす健康や環境への具体的なリスク
- 近隣トラブルや法的違反になり得る意外な落とし穴
- 子供やペットを守るために知っておくべき毒性の真実
- 除草剤を使わずに雑草対策をするための安全な代替案
庭に除草剤を使うデメリットと危険性

「シュッとかけるだけで草が枯れるなら楽ちん!」そう思っていた時期が私にもありました。でも、実際に使おうとすると、単に草が枯れるだけではない、様々なリスクが見えてくるんです。
ここでは、私が「これはちょっと怖いな」と感じた、庭で除草剤を使うことの具体的なデメリットについて、家族の安全やご近所付き合いの観点から掘り下げていきます。
子供への健康影響と安全性

小さなお子さんがいるご家庭にとって、庭での除草剤使用が引き起こす健康への懸念は、避けて通れない最大の問題です。
メーカーの公式サイトや商品のパッケージを見ると、「乾燥すればペットや子供が入っても安全です」と書かれていることがよくあります。これを読むと、「乾きさえすれば無害なんだ」と安心してしまうかもしれません。しかし、現実の子育て環境において、その「安全」を100%信頼しきれるでしょうか。
地面に近い子供の生活圏
子供、特によちよち歩きの幼児や小学校低学年くらいまでの子供たちは、大人とは全く異なる行動パターンを持っています。彼らの呼吸する位置は地面に非常に近く、舞い上がった土埃や揮発した成分を吸い込みやすい環境にあります。また、庭遊びの最中に転んで地面に手をついたり、興味本位で草花に触れたりすることは日常茶飯事です。
さらに心配なのは、その手を口に持っていく行動です。指しゃぶりはもちろん、お菓子を手で掴んで食べたり、目をこすったりといった無意識の動作を通じて、残留している微量な化学物質が体内に入り込むリスク(経口摂取・粘膜接触)はゼロではありません。大人であれば「除草剤を撒いたから触らないで」という注意を守れますが、子供にその理屈を理解させ、完全に行動を制限するのは至難の業です。
「遊ばせられない庭」になる心理的ストレス
私が考える最大のデメリットは、除草剤を使用することで「庭が危険な場所」という認識に変わってしまうことです。
親としての葛藤
たとえ科学的に「直ちに影響はない」と言われても、「もしかしたら…」という不安が頭の片隅にある状態で、子供を心から楽しませることができるでしょうか?
除草剤を撒いた直後はもちろん、数週間経過した後でも、「あの枯れ草には薬がついている」と思うと、子供が庭に出ようとするたびに「そっちはダメ!」「触っちゃダメ!」と制止してしまいます。これでは、せっかくの戸建てのメリットである「自由に遊べる庭」が台無しです。
心理的に「立ち入り禁止区域」を自宅の敷地内に作ってしまうことは、家族の生活の質(QOL)を著しく下げる要因になります。子供が安心して寝転がれる環境を守るためには、化学物質に頼らない管理方法を選ぶのが、親としての精神衛生上も最善の選択だと私は感じています。
犬や猫などペットの中毒リスク
ペットを飼っている方にとっても、除草剤は非常に悩ましい問題であり、獣医師や動物愛護団体からも度々注意喚起がなされています。「庭 除草剤 犬 猫 影響」と検索すると、多くの飼い主さんの不安の声や、実際に体調を崩した事例が出てきます。
犬や猫などのペットは、人間よりもはるかに化学物質の影響を受けやすい体の構造や習性を持っています。ここでは、なぜペットにとって除草剤が危険なのか、その具体的なメカニズムを見ていきましょう。
除草剤の付着とグルーミングの恐怖
最も警戒すべきは「経皮吸収」と「経口摂取」の複合リスクです。犬や猫は靴を履きません。除草剤が散布された庭や、薬剤が残留した土の上を裸足(肉球)で歩き回ります。肉球は皮膚の中でも特にデリケートな部分であり、そこから薬剤が吸収されるリスクがあります。
さらに恐ろしいのが、その後の行動です。犬や猫には、自分の体を舐めて綺麗にする「グルーミング」という習性があります。散歩から帰った後、足裏に付着した高濃度の除草剤を、彼らは自らの舌で丁寧に舐め取ってしまうのです。これにより、間接的に、しかし確実に薬剤を体内に摂取してしまいます。これは、単に「草を食べないように気をつける」だけでは防げない、盲点となりやすい危険な経路です。
枯れかけた草への興味と誤食
また、除草剤が効き始めて枯れかけた草は、植物の成分変化により、普段とは異なる独特のニオイや甘みを発することがあると言われています。この変化に興味を持った犬や猫が、普段なら見向きもしない雑草を食べてしまい、中毒を引き起こす事故も報告されています。
| リスクの種類 | 具体的な状況 | 想定される症状 |
|---|---|---|
| 直接接触 | 散布直後の濡れた草に触れる、肉球に付着する | 皮膚炎、ただれ、目の充血 |
| 経口摂取 | 薬剤がかかった草を食べる、足を舐める | 嘔吐、下痢、よだれ、痙攣、食欲不振 |
万が一、痙攣や激しい嘔吐といった重篤な中毒症状が現れた場合、すぐに動物病院へ駆け込む必要がありますが、原因物質の特定が難しく、治療が困難になるケースもあります。大切な家族の一員であるペットの命を守るため、そして高額な治療費や精神的な苦痛を避けるためにも、ペットが遊ぶ庭での除草剤使用は極めてリスクが高いと言わざるを得ません。
大切な庭木まで枯れる薬害

「雑草だけを枯らして、大切に育てているバラや植木は残したい」。誰もがそう思って除草剤を手に取りますが、実は除草剤には「都合のいい草だけを選んで枯らす」という器用なことはできません(※一部の芝生用除草剤などを除く)。
特に注意が必要なのが、ホームセンターでよく見かける「粒剤(土壌処理剤)」と呼ばれるタイプです。パラパラと地面に撒くだけで、長期間雑草が生えてこなくなるという手軽さが人気ですが、ここには「庭木まで枯らしてしまう」という恐ろしい落とし穴があります。
見えない根っこの広がりと薬害のメカニズム
粒剤タイプの除草剤は、成分が雨や散水によって土壌に溶け出し、植物の根から吸収されることで効果を発揮します。ここで問題になるのが、庭木の「根の広がり」です。一般的に、樹木の根は、地上に見えている枝葉(樹冠)と同じか、それ以上に広く地中に伸びていると言われています。
例えば、庭の端にある木の周りには撒かず、数メートル離れた場所の雑草だけに撒いたつもりでも、地中深く伸びていた木の根がその成分を吸い上げてしまうことがあります。これを「薬害」と呼びます。吸い上げられた除草成分は、時間をかけて木全体に行き渡り、ある日突然、葉が黄色くなって落ちたり、最悪の場合は木全体が枯死してしまったりします。何年もかけて育てたシンボルツリーが、自分の撒いた除草剤のせいで枯れてしまうショックは計り知れません。
一度撒くと長期間植えられない
さらに、土壌処理剤の成分は土の中に長期間(3ヶ月〜半年以上)残留します。これが「雑草が生えない」というメリットの裏返しとなり、その期間は新しい花や苗を植えることが一切できなくなります。「やっぱり花壇を作りたいな」と思い立っても、土が薬効を持っているため植物が育たないのです。
傾斜地はさらに危険
庭に傾斜がある場合、雨水とともに成分が低い方へ流れ出し、意図しない場所の植物を枯らしてしまうこともあります。隣家の庭へ流れ込めば、トラブルの原因にもなります。
臭いや飛散による近所トラブル
除草剤の使用は、自分の敷地内だけで完結する問題ではありません。薬剤の散布は、物理的にも心理的にも敷地境界を越えて影響を及ぼし、最悪の場合、ご近所トラブルの火種となります。
特に液体タイプの除草剤をスプレー散布する際に発生する「ドリフト(飛散)」は、非常に深刻な問題です。
目に見えない霧が隣家へ飛んでいく
霧状に噴霧された除草剤は、わずかな風に乗って数メートルから数十メートル先まで飛散することがあります。これをドリフトと呼びます。自分では風がないと思っていても、上空のわずかな空気の流れに乗って、隣家の家庭菜園や、大切に育てている盆栽、あるいは干してある洗濯物に付着してしまうのです。
もし、隣家の方が丹精込めて育てていたトマトや高級なランの花を枯らしてしまったらどうなるでしょうか。民法の不法行為に基づき、損害賠償を請求される可能性があります。しかし、お金の問題以上に恐ろしいのは、長年築いてきた近所付き合いや信頼関係が、たった一度の除草作業で崩壊してしまうことです。「あそこの家は毒を撒く」というレッテルを貼られてしまえば、その地域で暮らし続けること自体が苦痛になりかねません。
不快な臭いと健康被害の訴え
また、除草剤特有の薬品臭もトラブルの元です。窓を開けている季節に、隣から強い薬品の臭いが漂ってきたら、誰でも不快に思いますよね。中には化学物質に敏感な方や、アレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。「気分が悪くなった」「頭痛がする」といった健康被害を訴えられるリスクもあります。
こうしたトラブルを避けるためには、散布する前に隣近所へ挨拶回りに行き、「〇月〇日の〇時から除草剤を撒きますので、洗濯物を取り込んでください」とお願いする必要があります。しかし、忙しい日常の中でこれを行うのは非常にハードルが高く、結局こっそり撒いてトラブルになる…という悪循環に陥りがちです。
法的違反になる使用場所の制限
これは、多くの一般家庭が見落としがちな、しかし極めて重要な「法律」の話です。実は、除草剤を庭で使うことが、場合によっては「農薬取締法違反」という違法行為になる可能性があることをご存知でしょうか。
ホームセンターや100円ショップの園芸コーナーに行くと、非常に安価な除草剤が売られています。しかし、それらのパッケージの裏面をよく見てみてください。「非農耕地用」「農薬として使用できません」といった小さな記載があるはずです。
「農耕地」と「非農耕地」の決定的な違い
日本の法律では、除草剤は大きく2つに分類されます。
- 農耕地用除草剤(農薬登録あり):農林水産省の厳しい審査をクリアし、作物や人体への安全性が確認されたもの。
- 非農耕地用除草剤(農薬登録なし):農薬としての登録を受けておらず、駐車場や道路、宅地(更地)など、植物を栽培していない場所でのみ使用が許されているもの。
ここで重要なのが、法律上の「農作物」の定義です。これには、販売目的の野菜や米だけでなく、「家庭で観賞用に栽培している庭園樹、盆栽、草花、芝生」も含まれると解釈されています。つまり、庭木が一本でも植わっている庭や、芝生が敷いてある庭、花壇がある庭は、法律上「農耕地(農作物を管理している場所)」とみなされるのです。
知らぬ間に法を犯すリスク
したがって、庭木や花壇がある普通の家庭の庭に、安価な「非農耕地用除草剤」を撒くことは、農薬取締法に違反する行為となります。違反した場合には罰則も規定されています。
環境省や農林水産省も、住宅地における農薬使用については、飛散防止や周辺住民への周知徹底など、厳格なガイドラインを設けて注意喚起を行っています。たかが雑草処理と軽く考えず、法律を遵守し、周囲への安全配慮義務を果たすことが求められているのです。
雨で効果が消える天候のリスク

除草剤の使用は、自然相手の作業であるがゆえに、天候に大きく左右されるというデメリットもあります。「今週末こそは庭を綺麗にするぞ!」と意気込んでいても、天気が味方してくれないことには作業ができません。
特に、今生えている雑草の葉にかけて枯らす「茎葉処理型(液剤)」の除草剤は、この天候リスクを強く受けます。
散布後の雨は致命的
液剤タイプの除草剤は、葉の表面に付着した薬剤が、植物の生理機能によって内部に吸収されることで効果を発揮します。この吸収プロセスには、散布後、数時間から半日程度の時間が必要です。もし、散布直後や数時間以内に雨が降ってしまうと、薬剤が葉から洗い流されてしまい、植物体内に浸透しません。
その結果、除草効果は激減、あるいは全く効果が出ないという事態になります。安くはない薬剤費が無駄になるだけでなく、防護服を着て汗だくになりながら行った散布作業の労力もすべて水の泡です。「また来週、晴れた日にやり直し」となってしまえば、雑草はその間にもどんどん成長してしまいます。
風の強い日もNG
かといって、晴れていればいつでも良いわけではありません。前述した「ドリフト(飛散)」を防ぐため、風速3メートル以上(木の葉が揺れる程度)の日には散布を控えるべきとされています。また、真夏の炎天下での作業は熱中症のリスクもあります。
「雨が降らず、風も弱く、自分が作業できる休日」という条件が揃う日は、意外と少ないものです。自分の都合ではなく、お天気任せでしか作業ができない不自由さは、忙しい現代人にとって大きなストレス要因となります。
庭の除草剤のデメリットを補う代替案

ここまで除草剤の怖い話ばかりしてしまいましたが、じゃあどうすればいいの?と思いますよね。除草剤を使わずに、安全かつ効果的に雑草と戦う方法はいくつかあります。
初期費用や労力は少しかかりますが、長い目で見れば「安心」を買える代替案をご紹介します。
塩を撒くのが絶対NGな理由

代替案の話の前に、一つだけ絶対にやってはいけないことをお伝えさせてください。ネットなどでたまに見かける「塩を撒く」という方法です。
【警告】塩水・塩の散布は絶対にダメ!
塩は分解されず、半永久的に土壌に残ります。その土地では二度と植物が育たなくなるだけでなく、雨で流れた塩分が隣家の庭木を枯らしたり、家の基礎コンクリートや配管を腐食(サビ)させたりする深刻な「塩害」を引き起こします。
これは除草剤以上のデメリット、というより環境破壊に近い行為なので、絶対に避けてくださいね。土地の資産価値を下げてしまうことにもなりかねませんので、どんなに雑草に腹が立っても、塩だけは選択肢から外してください。
防草シートと砂利で長期対策

私が一番おすすめしたいのが、物理的に日光を遮断する「防草シート」と「砂利」の組み合わせです。これは、安全性と持続性のバランスが最も取れた、家庭の庭における雑草対策の王道とも言える方法です。
除草剤のように化学物質を撒くわけではないので、子供やペットが寝転がっても安心ですし、一度しっかりと施工してしまえば、メンテナンスの手間が劇的に減ります。「毎年、春から秋にかけて毎月のように除草剤を撒き、汗だくで草むしりをする」という無限ループから脱出するには、この方法が最適解だと私は確信しています。
光を遮断して、草の息の根を止める
植物が成長するためには光合成が不可欠です。防草シートは、この光を物理的に遮断することで、土の中にある種の発芽を防ぎ、万が一発芽しても成長できない環境を作ります。その上に砂利を敷くことで、シートの紫外線劣化を防ぎつつ、重しとしての役割も果たし、さらに景観を美しく整えることができます。
「シートを敷くだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、実は奥が深いです。ホームセンターで売られている安価な織布(織り込まれた)タイプのシートだと、イネ科の雑草やスギナなどの強力な雑草は、繊維の隙間を突き破って生えてきてしまいます。本気で対策をするなら、少々値段は高くても、不織布タイプの高密度な防草シート(例:デュポン社のザバーンなど)を選ぶのが鉄則です。
初期投資は「未来への時間購入」
確かに、業者に依頼して整地から施工までお願いすると、平米あたり数千円〜1万円程度の費用がかかります。DIYでやるにしても、砂利を運ぶ重労働と材料費が必要です。除草剤が数百円で買えることを考えると、高く感じるかもしれません。
しかし、ここで少し計算してみてください。除草剤の効果は長くて数ヶ月です。年間を通して綺麗な状態を保とうと思えば、年に数回は購入し、散布作業を行う必要があります。それを5年、10年と続けるコストと労力。そして何より、「草が生えてきたな…また撒かなきゃ…」という精神的なストレス。これらを天秤にかければ、最初にガツンと投資して「向こう10年間、草むしりから解放される権利」を買うのは、決して高い買い物ではないはずです。
成功の秘訣は「整地」と「砂利の厚み」
- 徹底的な除草と抜根:施工前に今ある草を根っこから完全に取り除くことが最重要です。
- 整地:地面を平らにし、石や凸凹をなくすことでシートが密着し、破れにくくなります。
- 砂利の厚み:最低でも3cm〜5cmの厚さで砂利を敷かないと、土が見えてしまい、飛んできた種が発芽する原因になります。
砂利の上を歩くと「ジャリジャリ」と音がするので、防犯対策としても優秀です。安全、手間なし、防犯と、一石三鳥のメリットがあるこの方法は、戸建て住宅の庭管理において最も現実的で賢い選択肢だと言えるでしょう。
人工芝で手間なしの庭にする

「砂利だと子供が転んだとき痛そう」「やっぱり庭には緑が欲しい」という方には、人工芝がベストな選択肢です。近年、人工芝の技術は飛躍的に進化しており、パッと見では天然芝と見分けがつかないほどリアルで高品質な製品が増えています。
防草シートの上に人工芝を敷設することで、鉄壁の防草効果を発揮しつつ、一年中鮮やかな緑を楽しめる「メンテナンスフリーの庭」が手に入ります。
天然芝の苦労を知っていますか?
憧れだけで天然芝を植えると、後で痛い目を見ることがあります。夏場の週に一度の芝刈り、水やり、肥料やり、エアレーション、そして芝生の隙間から生えてくる雑草抜き……。天然芝を美しく保つには、並大抵ではない労力が必要です。「芝生用の除草剤」もありますが、種類や撒く時期を間違えると芝生ごと枯れてしまいます。
その点、人工芝ならこれらのお世話は一切不要です。冬になっても枯れずに青々としていますし、水やりもいらないので水道代もかかりません。日当たりが悪くて植物が育たない北側の庭でも、人工芝なら明るい緑の空間に変えることができます。
子供とペットのための最高の遊び場
私が人工芝をおすすめする最大の理由は、「家族が庭を使う頻度が劇的に増える」からです。
クッション性のある人工芝の上なら、子供が裸足で走り回っても、転んでも怪我をしにくいです。プールを出しても泥だらけになりません。ペットもフカフカの感触を気に入って、喜んで走り回るでしょう。除草剤や化学肥料を使う必要が全くないので、赤ちゃんがハイハイしても安心安全です。
デメリットと注意点
ただし、デメリットがないわけではありません。
- 初期費用が高い:材料費、施工費ともに砂利敷きよりも高額になります。
- 火気厳禁:樹脂製なので、庭でのバーベキューや花火には十分な注意が必要です(溶けてしまいます)。
- 夏場の表面温度:直射日光が当たると表面が高温になるため、真夏は散水して冷やすなどの対策が必要です。
それでも、「休日は庭でピクニック気分」「窓から見える緑に癒やされる」という生活は、費用以上の価値をもたらしてくれます。庭を単なる「空き地」ではなく、「第二のリビング」として活用したいなら、人工芝へのリフォームを強くおすすめします。
熱湯やバーナーの除草効果

もっと手軽に、今ある草をなんとかしたい場合は「熱湯」や「草焼きバーナー」という手もあります。これらは薬剤を使わないため、残留毒性の心配がないという点では安心ですが、それぞれに特性と限界があります。
熱湯除草:コストゼロだが危険と隣り合わせ
「お湯をかけると草が枯れる」というのは事実です。植物の細胞は熱に弱いため、熱湯を浴びせれば煮えた状態になり枯死します。玄関のアプローチの隙間や、タイルの目地から生えてきた少量の雑草には効果的です。
しかし、広い庭全体にこれを行うのは現実的ではありません。大量の熱湯を沸かし、重い鍋ややかんで何度も往復するのは重労働ですし、足元にこぼして大火傷をするリスクが常に伴います。また、土中の深い根までは熱が届きにくいため、表面が枯れてもすぐに再生してくることが多いです。あくまで「ピンポイントの緊急処置」と考えておくのが無難です。
草焼きバーナー:即効性は抜群だが…
ホームセンターなどで売られている草焼きバーナー(カセットガス式や灯油式)は、高火力の炎で雑草を焼き払うツールです。見た目のインパクト通り即効性は抜群で、種まで焼却できるため、次の発生を抑える効果も期待できます。
しかし、これにも大きなリスクがあります。
| 火災のリスク | 枯れ草に引火して、思わぬ勢いで燃え広がる危険性があります。特に風のある日や乾燥した時期は厳禁です。 |
|---|---|
| 設備へのダメージ | 地面付近には、水道の塩ビ管やガス管、電気配線などが埋設されていることがあります。熱でこれらを溶かしたり損傷させたりする事故が意外と多いのです。 |
| 根絶は難しい | 地上部を焼いても、地中の根までは焼き切れないことが多く、スギナやドクダミなどの多年草はすぐに復活します。 |
バーナーを使用する際は、バケツに水を用意し、周囲に燃え移るものがないか確認するなど、細心の注意が必要です。「手軽にバァーっと焼いて終わり!」というわけにはいかないのが現実です。
庭の除草剤に関するよくある質問(Q&A)

最後に、私が庭の管理について調べる中でよく見かけた疑問や、実際に友人から聞かれた質問をQ&A形式でまとめました。
- 「食品成分」や「お酢」から作られた除草剤なら、子供やペットがいても安全ですか?
-
確かに、グリホサート系などの化学合成成分を含まないタイプは、毒性という面ではリスクが低いです。しかし、「安全=無害」とは限りません。
お酢(酢酸)などの酸性が強い成分は、誤って子供が触れれば肌荒れや炎症の原因になることがありますし、目に入れば危険です。また、コンクリートやレンガにかかると変色させたり、独特の酸っぱいニオイが充満して近所迷惑になったりすることもあります。効果も穏やか(枯れるのが遅い、再生しやすい)なものが多いので、用途に合わせて慎重に選ぶ必要があります。 - 100円ショップで売っている除草剤を使っても大丈夫ですか?
-
記事内でも触れましたが、パッケージ裏面を必ず確認してください。
ほとんどの場合、「非農耕地用」「農薬として使用できません」と書かれているはずです。これらは駐車場や更地用であり、庭木や花壇がある一般家庭の庭で使用すると、農薬取締法に抵触する恐れがあります。安さにつられて大切なお庭や法律を守れない事態にならないよう、私はおすすめしません。 - 除草剤を撒くのにベストなタイミングはいつですか?
-
「晴れが2〜3日続く予報」が出ていて、「風が弱い日の午前中」がベストです。
液剤タイプは散布後に雨が降ると流れてしまうため、撒いた後もしばらく晴れが続く必要があります。また、午後は風が出やすいので、朝の穏やかな時間に撒くのが飛散(ドリフト)を防ぐコツです。真夏の高温時は薬害が出やすい&熱中症の危険があるので避けましょう。 - 防草シートや砂利敷きを業者に頼むと高そうですが…?
-
確かに初期費用(イニシャルコスト)は数万円〜十数万円かかることがあります。
ただ、自分でやる労力(整地、残土処分、重い砂利運び)と、これから10年間にかかる除草剤代や道具代、そして費やす時間を計算してみてください。長い目で見れば(ランニングコスト)、業者にお願いして完璧に仕上げてもらう方が安上がりで、仕上がりも綺麗で長持ちすることが多いです。まずは見積もりだけでも取ってみる価値はあると思いますよ。
庭の除草剤のデメリットと推奨の管理
今回は「庭 除草剤 デメリット」というテーマで、私の実体験や調べたことをお話ししてきました。最後までお読みいただきありがとうございます。
除草剤は、科学の力で雑草をコントロールする便利なツールです。しかし、そこにはメーカーの説明書きだけでは見えてこない、「子供やペットへの安全性」「近隣トラブルのリスク」「法的な制約」といった、私たちの生活に直結する無視できない代償が隠れています。
私自身、いろいろと調べた結果、「楽をするために失うものが大きすぎる」と感じました。特に、一度土壌に撒いてしまった薬剤は回収できませんし、万が一子供やペットに健康被害が出たり、近隣との関係がこじれたりしてしまえば、「知らなかった」では済まされません。
庭管理の最適解まとめ
- 除草剤のリスクを知る:使うなら「農耕地用」を選び、周囲への配慮と安全管理を徹底する覚悟を持つ。
- 安全第一なら物理的対策:初期費用はかかっても、「防草シート+砂利」や「人工芝」に切り替えるのが、長期的には最もコスパが良く、精神衛生上も良い。
- NG行為:「塩」は家と土地を壊すので絶対に使わない。
庭は、家族が安心してくつろぎ、思い出を作るための大切な場所です。目先の「草むしりが面倒」という気持ちだけで安易に薬品に頼るのではなく、5年後、10年後も家族みんなが笑顔で過ごせる庭づくりのために、ぜひ「除草剤に頼らない選択肢」も検討してみてください。
この記事が、あなたの庭管理の悩みを解決するヒントになれば嬉しいです。安全で快適な庭ライフを楽しみましょう!
