こんにちは。庭と暮らす、日々のこと、運営者の「ゆう」です。
お庭の手入れをしていると、何度抜いても、まるで何事もなかったかのように生えてくるしつこい「ツタ」の処理に頭を抱えていませんか?地面を這い回るヤブガラシや、フェンスに絡みつくヘクソカズラ、そして放置すると緑の怪物と化すクズ……。これらは普通の雑草とはわけが違います。「ツタの除草剤でおすすめの方法を知りたい」「最強の薬剤を使って、今度こそ一回で根絶したい」と願うのは、庭を持つ人なら誰もが通る道ではないでしょうか。
実は、ツタが枯れないのには植物学的な明確な理由があります。その原因を理解せずに、ホームセンターで目についた除草剤をただ散布するだけでは、期待する効果が得られないどころか、周囲の植物を巻き添えにしてしまったり、生き残った根からさらに勢いを増して再生してしまったりと、状況を悪化させてしまうことも少なくありません。
この記事では、プロの造園業者さんも実践している「原液を効果的に活用する裏技」や、根まで確実に枯らすのに最適な「散布時期」、さらには「なぜ塩や熱湯を使ってはいけないのか」といった基礎知識まで、余すところなくお伝えします。また、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して取り組める安全な手順についても、私自身の実践経験をもとに詳しくお話ししますね。もう、ツタとの終わりのない戦いに終止符を打ちましょう。
- しつこいツタが枯れない根本的な原因と植物学的対策
- プロも推奨する最強の除草剤の選び方と成分の違い
- 周囲を枯らさずに根まで効かせる具体的な「塗布」の裏技
- 庭や環境を守るための正しい散布時期と安全な処理手順
プロが選ぶツタの除草剤おすすめ最強ガイド

なぜツタはこれほどまでに生命力が強いのか、そして数ある商品の中からどの薬剤を選べば確実に仕留めることができるのか。ここでは、市販されている数多くの除草剤の中から、私の経験と徹底的なリサーチに基づいた「本当に効く」選択肢と、その選び方の基準を丁寧にご紹介します。パッケージの謳い文句に惑わされず、成分で選べるようになりましょう。
ツタが枯れない原因と根まで枯らす重要性
お庭の手入れをしていて、「他の雑草は枯れたのに、ツタだけはどうしても絶やせない」「抜いたはずなのに、数日後には別の場所から顔を出している」と感じたことはありませんか?実はこれ、ツタ植物が厳しい自然界で生き残るために獲得した、特異な生存戦略によるものなんです。
クズ(葛)やヤブガラシ(藪枯らし)といった、私たちを悩ませる多年生のつる植物は、地下の見えない部分に巨大な「貯蔵器官(リゾームや塊根)」を持っています。クズで言えば、あの葛粉の原料になる太い根っこですね。これは言わば、植物にとっての巨大なエネルギー貯蔵タンクです。地上部の葉や茎を草刈り機で刈り取ったり、葉を枯らすだけの除草剤をかけたりしても、彼らにとっては「髪の毛を切られた」程度のこと。地下のタンクには膨大なデンプン(エネルギー)が蓄えられているため、そこからすぐに新しい芽を出し、驚くべきスピードで再生してしまいます。
ここがポイント
物理的に手で引き抜こうとしても、複雑に張り巡らされた地下茎は途中でブチっと切れてしまい、地中に残った破片からまた再生してしまいます。つまり、ツタの完全駆除においては「今見えている葉を枯らす」ことではなく、「薬剤を地下の根まで運ばせて、エネルギー貯蔵タンクごと機能を停止させる」ことが絶対条件になります。表面的な処理では意味がないのです。
さらに、ツタやキヅタの成熟した葉っぱをよく観察してみてください。テカテカと光沢があって、水を弾きそうな見た目をしていませんか?これは葉の表面が「クチクラ層(Cuticle)」と呼ばれる、ロウ(ワックス)成分の厚い膜で覆われているためです。この層は、植物が水分蒸発を防ぐための鎧のようなものですが、除草剤にとっては厄介なバリアとなります。
一般的な水溶性の除草剤をシュッとかけても、このワックス層に弾かれて水滴となり、コロコロと地面に落ちてしまいます。成分が葉の内部、そして維管束へと浸透していかないことが、市販のスプレー剤を使っても「枯れない」と感じる大きな原因の一つなのです。敵を知ることで、選ぶべき武器が見えてきます。
グリホサート系がツタ対策に最強な理由
では、あの強固な根とワックス層を攻略するためには、どの成分が入った除草剤を選べばよいのでしょうか。結論から申し上げますと、現在日本国内で入手できる家庭用・業務用の除草剤の中で、ツタ対策に最も適しているのは「グリホサート」を主成分とする除草剤です。
「グリホサート」という名前は聞いたことがある方も多いと思いますが、なぜこれがツタに効くのか、そのメカニズムを知っておくことが重要です。グリホサートの最大の特徴は、葉から吸収された成分が、植物体内の栄養の通り道である「維管束(師管)」を通って、根の先端まで運ばれる「移行性(Translocation)」という性質を持っている点です。
お酢から作られた除草剤や、ペラルゴン酸といった成分の除草剤も最近人気ですが、これらは「接触型」と呼ばれ、薬液がかかった部分の細胞膜を破壊して枯らすものです。即効性はありますが、根までは届きません。ツタに対してこれらを使うと、葉はすぐに茶色くなりますが、地下の根はピンピンしているため、数週間後には元通りになってしまいます。
「最強」の定義とは?
インターネットで「最強」と検索すると、かけた瞬間に枯れるような劇薬をイメージするかもしれません。しかし、ツタ対策における本当の最強とは、「あえてじっくりと時間をかけて植物体内を巡り、地下の根まで成分が浸透しきってから効果を発揮し、再生能力を完全に奪うこと」なのです。これを「遅効性のメリット」と言います。
グリホサートは、植物が生きるために必要な特定のアミノ酸を作る酵素(EPSPS)の働きをブロックします。これにより、植物はタンパク質を作れなくなり、最終的に根を含めた全体が餓死するような形で枯死します。この作用は動物にはない仕組みなので、人間やペットに対する安全性が高いという側面もあります。一撃で枯らすのではなく、植物の循環システムを利用して内側から崩壊させる、これがグリホサートがツタに対して「最強」である理由です。
ラウンドアップマックスロードの最適な希釈濃度
「グリホサート系」と一口に言っても、ホームセンターに行くとたくさんの種類が並んでいて迷ってしまいますよね。その中でも、私が長年の経験から特に信頼し、ツタ対策の決定版だと感じているのが、日産化学の「ラウンドアップマックスロード」です。
「他の安いグリホサート剤と何が違うの?」と思われるかもしれませんが、決定的な違いは「吸収力」と「雨への強さ」です。この製品の有効成分は「グリホサートカリウム塩」という形になっています。従来の「イソプロピルアミン塩(IPA塩)」に比べて分子量が小さく、活性成分の濃度を高めやすいうえに、葉の表面からの吸収速度が段違いに速いのです。
先ほどお話ししたツタの厄介なワックス層や、朝露がついた状態、あるいは散布後1時間で雨が降ってしまっても、独自の界面活性剤技術によってしっかりと葉の中に成分が浸透していきます。天気が変わりやすい日本の気候において、「散布後に雨が降ったらどうしよう」というストレスから解放されるのは大きなメリットです。
頑固なツタを枯らすための「濃いめ」のルール
ただし、使い方にはコツがあります。一般的な一年生の雑草であれば、パッケージに書かれている通り「100倍希釈」で十分効果があります。しかし、クズやキヅタのような頑固な強害雑草に対しては、メーカーも公式に「25倍〜50倍」という高濃度での使用を推奨しています。
例えば、1リットルの水に対して、通常なら10mlの薬剤を入れるところを、ツタに対しては20ml〜40ml入れるイメージです。「もったいないから」と薄く作ってしまうと、巨大な地下茎を枯らしきるだけの毒素が届かず、中途半端に弱らせるだけで終わってしまいます。ツタと戦う時だけは、ケチらずに濃いめの液を作ること。これが成功への近道であり、結果的に薬剤の総使用量を減らすことにも繋がります。
木質化した太いツタにはトリクロピルが有効
さて、ここまでは「草」の状態のツタの話でしたが、何年も放置してしまい、茎が木の幹のように太く硬くなってしまった(木質化した)クズやフジ、ノウゼンカズラなどにお困りの方もいるでしょう。こうなると、実はグリホサートだけでは歯が立たないことがあります。樹皮が厚すぎて、薬剤が内部まで浸透しないからです。
こういった手強い「木」になりかけたツタに対しては、「トリクロピル」という成分(商品名では「ザイトロンアミン液剤」などが有名)が非常に効果的です。これは植物ホルモン(オーキシン)の働きを撹乱させる作用があり、植物の細胞分裂を異常に促進させて、組織を破壊して枯に至らしめます。
トリクロピルの面白いところは、「選択性」があることです。イネ科の植物(芝生やササなど)にはほとんど影響を与えず、広葉雑草や木本類(木やツタ)に対してだけ強い効果を発揮します。
こんなシーンで活躍します
例えば、芝生の中にクズが侵入してきて困っている場合、グリホサートを撒くと芝生ごと枯れてしまいますが、トリクロピル剤であれば、芝生を守りつつ、憎きクズだけを狙い撃ちで枯らすことができます。また、切り株の切り口に原液を塗って枯らす処理にも、この成分は非常に高い効果を発揮します。
ただし、トリクロピルは樹木を枯らす力が強いため、近くに大切な庭木がある場合は、根から吸収されないよう細心の注意が必要です。状況に合わせて、グリホサートと使い分ける、あるいはプロのように混合して使う(難易度は高いですが)ことが重要になります。
サンフーロンと展着剤の混合でコスパ向上
「ラウンドアップマックスロードが高性能なのは分かったけど、広範囲にツタがはびこっていて、全部に使うと予算が……」と悩む方もいらっしゃると思います。広い敷地や法面の管理などでは、コストパフォーマンスも大切な要素ですよね。
そんな時におすすめなのが、ジェネリック除草剤の代表格「サンフーロン」です。これはラウンドアップの特許が切れた後に作られた製品で、成分は同じグリホサートですが、塩の種類が昔ながらの「IPA塩」というもので、価格が非常に手頃です。
ただし、サンフーロン単体では、やはりラウンドアップに比べてツタの厚いワックス層を突破する力や、雨への耐性が少し劣る場合があります。そこで私がおすすめしているのが、「展着剤(てんちゃくざい)」をブレンドする裏技です。
プロの裏技:機能性展着剤の活用
展着剤とは、薬剤を植物に付着しやすくするための「糊(のり)」のような役割をする添加剤です。農業用の「機能性展着剤」(例:スカッシュ、アプローチBIなど)を別途購入し、サンフーロンの希釈液を作る際にタンクの中で規定量を混ぜてみてください。
これらの高機能な展着剤は、葉の表面のワックスを溶かしたり、薬剤の表面張力を極限まで下げて葉の裏側まで回り込ませたりする効果があります。こうすることで、「安価な除草剤(サンフーロン)」+「高性能な展着剤」という組み合わせで、ラウンドアップに近い浸透力と効果を、低コストで実現することができるのです。少し手間はかかりますが、広範囲のツタ駆除を行う際には、ぜひ試していただきたいテクニックです。
効果的なツタへの除草剤おすすめ使用法と裏技

良い薬剤を手に入れたとしても、使い方が間違っていれば効果は半減してしまいます。特に、大切な庭木や美しい花が近くにある日本の住宅環境では、ただスプレーを振り撒くだけが能ではありません。ここでは、周囲への被害(薬害)を防ぎながら、ターゲットであるツタだけを確実に仕留める、プロ級のアプリケーション技術(適用方法)を伝授します。
周囲を枯らさないツタへの原液塗布と注入法
ツタ対策で一番困るのは、「枯らしたいツタが、大切にしている生垣やフェンスの植栽と絡まり合っている」という状況ではないでしょうか。こんな場所で除草剤をスプレー散布すれば、風に乗って薬剤が飛び散り(ドリフト)、大切な植物まで枯らしてしまうリスクがあります。そんな時に試してほしいのが、スプレーを使わない物理的なアプローチです。
| 手法名 | 具体的な手順とポイント | おすすめのシチュエーション |
|---|---|---|
| 軍手塗布法 (ぐんてとふほう) | ①ゴム手袋をする。 ②その上から軍手を重ねてはめる。 ③除草剤の希釈液(または原液)をバケツに入れ、軍手を浸す。 ④薬液が垂れない程度に軽く絞り、ツタの葉や茎を直接手で握って撫でる。 | フェンスや生垣、他の花と混在している場所。細かい作業が可能。 |
| 注入法 (ドリル処理) | ①太い幹の根元付近に、電動ドリルで斜め下に向かって穴を開ける。 ②その穴にスポイトで除草剤の原液をなみなみと注入する。 ③雨水が入らないよう、テープや粘土で蓋をする。 | 木質化した太いフジ、クズ、ノウゼンカズラ。周囲への飛散ゼロ。 |
| つる先浸漬法 (袋かけ法) | ①ビニール袋やペットボトルに希釈液を入れる。 ②伸びているツタの先端(生長点)を液の中に突っ込む。 ③液がこぼれないように口を紐や輪ゴムでしっかり縛り、放置する。 | 隣家との境界付近や高い場所。最も安全で確実な方法。 |
特に私がおすすめしたいのが「つる先浸漬法(袋かけ)」です。これは植物が蒸散作用によって水を吸い上げる力を逆手に取り、袋の中の濃い薬剤を、あたかも栄養ドリンクかのようにグングン体内に取り込ませる方法です。
この方法の最大のメリットは、薬剤が外部に一切漏れないこと。隣の家の敷地に伸びてしまったツタを処理する際も、ご近所トラブルになるリスクがありません。「薬剤を撒く」のではなく「飲ませる」という発想に切り替えるだけで、安全性と確実性が飛躍的に向上します。
除草剤の効果を最大化する散布時期は秋

実は、除草剤を撒くのに「ベストな時期」があるのをご存知でしょうか。一年中いつでも良いわけではありません。ツタ植物を根こそぎ枯らすためのゴールデンタイム、それはズバリ「晩夏から秋(9月〜11月頃)」です。
なぜ秋なのでしょうか。これには植物体内の栄養分の流れ(転流)が関係しています。春から夏にかけての成長期、植物は地下から地上へ向かって水分や栄養を送り、どんどん枝葉を広げようとします(求頂的輸送)。この時期に除草剤を撒いても、葉っぱは枯れますが、流れに逆らって根まで薬剤を送り込むのは少し大変です。
しかし、秋になると流れが逆転します。冬の寒さに備え、地上で作った光合成の栄養分を、地下の貯蔵器官へ送り込んで蓄えようとするのです(求基的輸送)。
秋散布のメカニズム
この「葉から根へ」という栄養のダウンストリームが強まる時期に合わせて除草剤を散布・塗布することで、薬剤が栄養分という「トロイの木馬」に紛れて、スムーズに、かつ大量に地下茎の深部まで運ばれます。結果として、根の致死率が劇的に高まるのです。
もちろん、春や夏に処理してもある程度の効果はありますが、しぶといクズなどを「一撃で」仕留めたいのであれば、じっと我慢して、秋の晴れた日を狙って総攻撃をかけるのが、最も効率の良い戦略と言えます。
庭木やペットを守る安全な薬剤の使い方
除草剤を使う上で最も気になるのが、「土に残って庭木まで枯れないか」「愛犬や猫への影響は大丈夫か」という安全性ですよね。ここを正しく理解していないと、取り返しのつかない事故につながります。
まず、庭木への影響についてです。私がおすすめしている「グリホサート系」の除草剤(農耕地用として登録されているもの)の最大の特徴は、「土に落ちるとすぐに土壌粒子に吸着され、除草効果を失う(不活性化する)」という性質です。土の中の鉄やアルミニウムと結合し、微生物のエサとなって分解されてしまいます。
つまり、ツタの葉にかかった分だけが効果を発揮し、ポタポタと土にこぼれた分は、近くの庭木の根から吸収されることはほとんどありません。これが、植栽の近くでもグリホサート液剤が使える理由です。
【絶対注意】粒剤は使わないで!
ホームセンターで売られているパラパラ撒くタイプの「粒剤(カソロンなど)」や、「ブロマシル」という成分を含む「非農耕地用」の液剤は、仕組みが全く違います。これらは土壌処理剤といって、成分が土の中に長く留まり、根から吸収されて効果を発揮します。これを庭木の下のツタに使ってしまうと、吸い上げられて大切な庭木ごと枯れてしまいます。ツタ駆除には、必ず「茎葉処理型」の液剤を選んでください。
次にペットへの安全性です。グリホサート自体の毒性は、食塩よりも低いと言われることもあり、乾燥してしまえばペットが庭に入っても基本的には問題ありません。しかし、散布直後の濡れている状態では、手足についたり、草を舐めてしまったりするリスクがあります。
対策としては、散布当日はペットをお庭に出さないようにするか、先ほど紹介した「軍手塗布法」や「袋かけ法」を採用して、薬剤が物理的に外に出ないように工夫することをおすすめします。完全に乾いてしまえば、リスクは大幅に下がります。心配な方は、食品成分由来の除草剤を使いたくなるかもしれませんが、残念ながらツタの根絶には力不足であることが多いのが現実です。
塩や熱湯でのツタ駆除が危険な理由

インターネットやSNSでは、「除草剤は怖いから、塩や熱湯で枯らす」という民間療法がまことしやかに紹介されることがありますが、これはプロの視点から言わせていただくと、「絶対にやってはいけない危険な行為」です。
特に「塩(塩水)」は最悪です。塩を撒くと、浸透圧の関係で植物から水分が抜け、確かに一時的に枯れます。しかし、塩化ナトリウムは土の中で分解されません。雨が降ってもなかなか抜けず、半永久的に土壌に残留します。
その結果何が起こるかというと、今後その場所では花も木も野菜も、一切の植物が育たなくなります(塩害)。いわば「死の土地」を作ってしまうようなものです。さらに恐ろしいのは、雨水で溶けた塩分が地面に浸透し、建物の基礎コンクリートを劣化させたり、地下の水道管やガス管を腐食(サビ)させたりすることです。たかが雑草対策で、家の寿命を縮め、不動産価値を損なうリスクを負う必要はありません。
「熱湯」に関しても同様です。やかんでお湯をかけたくらいでは、地上の葉が火傷して枯れるだけで、地中深くにあるツタの根には届きません。土中の有用な微生物を殺してしまうデメリットの方が大きいです。安全で、環境負荷を最小限に抑えて確実な効果を得るためには、適切な除草剤を、用法容量を守って使うこと。これが科学的に見ても最も「エコ」で安全な選択なのです。
ツタの除草剤に関するよくある質問Q&A

ここでは、ブログの読者さんや、私が普段相談を受ける中でよく聞かれる質問について、具体的にお答えします。
- 散布した後に雨が降ったらどうすればいいですか?
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散布直後の雨は、除草剤ユーザーにとって一番の天敵ですよね。一般的なグリホサート剤(サンフーロンなど)は、葉から吸収されるまでに時間がかかるため、散布後6時間以内に雨が降ると成分が流れてしまい、効果が激減します。その場合は、残念ながら天候が回復してから再度散布し直す必要があります。もし梅雨時などで天候が読めない場合は、散布後1時間で雨が降っても効果が持続する「ラウンドアップマックスロード」を選ぶのが無難です。少し高くても、やり直す手間と薬剤代を考えれば結果的に安上がりです。
- 枯れた後の茶色いツタはどうすればいいですか?
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除草剤が効いてくると、ツタは茶色く変色し、カサカサになります。壁などに張り付いていた場合、無理に剥がそうとすると気根(吸盤)が壁に残ったり、壁の塗装やモルタルを一緒に剥がしてしまったりすることがあります。ポイントは「完全に枯れきるまで待つ」ことです。完全に水分が抜けると、気根も収縮して剥がれやすくなります。その状態で、デッキブラシや高圧洗浄機を使って優しく取り除くのがおすすめです。高い場所のツタは、自然に風化して落ちるのを待つのも一つの手です。
- 隣の家からツタが伸びてきているのですが、勝手に切ってもいいですか?
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これは法律(民法)に関わるデリケートな問題です。基本的には、隣の家から伸びてきた枝やツタを、勝手に切ることはできません(根っこは切っても良いとされていますが、ツタの場合は境界が曖昧ですよね)。勝手に除草剤をかけて枯らすのも、器物損壊などのトラブルになる可能性があります。まずは隣人の方に「ツタがこちらに入ってきて困っている」と相談し、了承を得てから、こちらで紹介した「袋かけ法」などで処理するのが平和的な解決策です。※2023年の民法改正でルールが一部変わりましたので、詳細は専門家にご確認ください。
根まで枯らすツタの除草剤おすすめ情報のまとめ
ツタやクズとの戦いは、一朝一夕では終わらないかもしれません。しかし、ただ闇雲に戦うのではなく、敵(ツタ)の生理的性質を知り、適切な武器(グリホサート系やトリクロピル)を選び、最適な時期(秋)に攻めれば、必ず勝つことができます。
- 最強を求めるなら「グリホサートK塩(ラウンドアップなど)」の高濃度散布。
- コスパ重視なら「サンフーロン+展着剤」の組み合わせで浸透力アップ。
- 周囲への影響が心配なら「軍手塗布法」や「つる先浸漬法」を活用する。
- 家を壊さないために、絶対に「塩」は撒かない。
この記事で紹介した方法は、私が実際に試行錯誤してたどり着いた、確かな手応えのあるものばかりです。ぜひ、今度の週末にでも安全に配慮しながら実践してみてください。しつこいツタが枯れ、すっきりとしたお庭を取り戻した時の爽快感は格別ですよ。少しでもお庭での暮らしが快適になることを願っています。
(出典:厚生労働省『グリホサート』)
